買わない方がいい育毛剤ってどんなもの?
ここ数年、育毛剤の進化は著しく、現在ではさまざまなメーカーから数十種類も販売されています。抜け毛・薄毛が気になり始めると、誰もが一番に使いたいアイテムとして人気なのが育毛剤ですが、効果を実感できるものはもちろんあるものの、その中には「買うべきではない育毛剤」「おすすめすることはできない育毛剤」も存在します。
育毛剤にはドラッグストアで手軽に販売されている安価なものから、ネット通販で販売されている10,000円以上するものなど、値段も幅広いので、初めて育毛剤を使用する人にとっては、何を基準に選べばよいのか迷ってしまうところでしょう。まず、育毛剤の役割として把握しておくべきことは、抜け毛の原因となっている要因を取り除き、健康な髪の毛の成長を促進させることです。
育毛剤を選ぶ際には、この役割を果たす成分が配合されているかをチェックすることが大切です。抜け毛を防いで健康な髪の毛の成長を促進するためには、土台である頭皮が健康でなければ意味がありません。例えば、植物を育てる場合、肥料にこだわったとしても、害虫を駆除していなければ植物は育ちません。頭皮は畑に当たるので、過剰な皮脂や汚れによる毛穴詰まりなどを防ぎ、頭皮環境を整えることで健康な髪の毛が育ちやすくなるということです。しかし、基本である働きに欠けた育毛剤が、残念ながら世の中には溢れています。
日本人男性に多く見られる薄毛の症状はAGA(男性型脱毛症)によるもので、80%の割合を占めているとされています。AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの影響によるもので、男性ホルモン「テストステロン」が還元酵素「5-aリダクターゼ」の働きにより、強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることで引き起こります。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、脱毛ホルモンとも呼ばれ、髪の毛をつくる毛母細胞を破壊します。つまり、このDHT(ジヒドロテストステロン)は害虫というわけです。この害虫がいる限り、薄毛を食い止めることはできません。薄毛を食い止めるためには、DHT(ジヒドロテストステロン)が生成されない環境をつくることが大切というわけです。育毛剤を選ぶ場合、発毛に優れた成分が配合されているとしても、この害虫にあたる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を抑制できる成分が配合されていなければ意味がありません。
また、細胞の成長促進や頭皮改善効果に重点を置いたものも、育毛剤の役割としては微妙だといえるでしょう。さらに、育毛剤としての役割を果たしているとしても、頭皮にダメージを与えるアルコールなどの添加物が多いもの、育毛には関係のない香料などでカサ増しされた育毛剤も存在するので注意が必要です。
育毛トニックはおすすめしません!
「育毛トニック」と誰もが耳にされたことがあると思いますが、育毛トニックと育毛剤はどのような違いがあるのか答えられる人は意外と少ないかもしれません。育毛トニックは、炭酸ガスを使用したジェット噴射とメントールの効果で、爽快感を得られる使い心地が特徴です。価格もお手頃なので、初めてのヘアケアアイテムとしても気軽に使えるところが人気です。
ただ、育毛トニックは頭皮の血行を促進する作用はあるものの、抜け毛・薄毛の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することはできません。また、無駄にエタノールの刺激が強いため、肌が弱い人は頭皮がヒリヒリしたり、炎症を起こすケースも見られます。殺菌力があることでも人気ですが、頭皮にダメージを与えてしまっては意味がありません。
表示が「医薬部外品」とあると、育毛効果があるイメージを持ってしまう人も少なくありませんが、惑わされないようにしましょう。育毛トニックは、抜け毛・薄毛を改善するためにわざわざ買うものではないといえます。
リアップはおすすめできない?その理由は?
CMでもお馴染みの大正製薬「リアップ」は、発毛効果が認められている唯一の育毛剤として人気が高く、抜け毛・薄毛が気になる人にとっては気になる商品の一つだといえますよね。リアップに発毛効果が認められているのは「ミノキシジル」という成分が配合されているからですが、このミノキシジルには副作用のリスクがあることを把握しておきましょう。
ミノキシジルには、頭皮の末端の毛細血管を刺激することで血流を促進し、太くて丈夫な髪の毛を育てます。抜け毛を防止するためにDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制したり、頭皮をケアする成分は配合されていません。ミノキシジルの副作用として挙げられるのは、頭皮の発疹・かゆみ・かぶれ・頭痛・胸の痛み・むくみなどです。
あくまでもリアップを否定するのではなく、ミノキシジルの副作用のリスクを考えると、クリニックで医師の診断のもと安全なものを処方してもらう方が安心だという考えのもと、リアップはおすすめできないということです。