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美髪をつくるための大切なポイント!
サラサラで枝毛・切れ毛のないキレイな髪の毛には誰もが憧れますよね。ボサボサに荒れた髪の毛は、どんなに清潔を保っていたとしても、清潔感に欠けた印象を持たれがちです。いわゆる「美髪」をつくるためには、毎日の正しいヘアケアが重要なポイントです。
髪の毛は毛母細胞が毛乳頭から栄養を受け取り、細胞分裂を繰り返しながらつくられていきます。毛乳頭は毛球部にあり、髪質を大きく左右する毛球を取り囲んでいる毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞へ栄養を送っています。髪の毛に必要な栄養は血液が運んでいるため、毛母細胞へしっかりと栄養を届けるためには毛細血管のすみずみまで血行を良くすることが大切です。せっかく栄養バランスの良い食事を心掛けていても、血行が滞っていると頭皮の毛細血管まで行き渡りません。
また、毛細血管の血流を促進するためには、代謝を高めることもポイントです。美髪をつくるためには正しいヘアケアはもちろん、代謝を促進して血流を高めて行く必要があります。では、美髪をつくるためにはどのようなことに注意すれば良いのか、ヘアケア方法のポイントを見てみましょう。
ブラッシング
皆さんは、1日に何回くらいブラッシングをされていますか? 多くの人が「朝・夜の2回」だと思います。普段、ヘアブラシを持ち歩いているという人も少ないでしょう。一般的に、ヘアブラシは「髪の毛をとかすもの」「髪の毛の絡まりをとるもの」という認識されていますが、ヘアブラシは頭皮マッサージにも効果が高いので、美髪をつくる基本でもあるんです。
頭皮マッサージを行うと血流が促進されるので、毛母細胞が活性化されます。また、シャンプーの前にブラッシングを行うことで埃や余分な皮脂が浮き上がるため、シャンプーをする際にゴシゴシ洗わなくても汚れが落としやすくなるメリットもあります。ヘアブラシといってもその種類はさまざまですが、ナイロン製のヘアブラシは静電気が起こりやすいので枝毛・切れ毛の原因になってしまいます。
ヘアブラシは、豚毛や猪毛などの天然毛がおすすめです。髪の毛の根元から毛先に向かって丁寧にブラッシングすることで、頭皮の血流が促進されるだけでなく、頭皮に必要な皮脂が髪の毛全体に行き渡るのでツヤ感もアップします。毛先に椿油などのオイルを1~2滴使用するのもおすすめです。絡んだ髪の毛を無理にほどこうとして摩擦を与えないように、丁寧にこまめにブラッシングを行いましょう。
正しい髪の毛の洗い方
一時期「朝シャン」が流行りましたが、美髪をつくるためには、その日の髪の毛の汚れはその日のうちに落とすことが基本です。成長ホルモンがもっとも多く分泌される22:00~2:00はゴールデンタイムをいわれ、髪の毛だけでなく肌や私たちの健康にとって重要な時間帯です。
また、髪の毛は4:00~8:00が一番成長する時間帯といわれています。この時間帯にしっかり睡眠をとることで、健康な美しい髪の毛をつくるができるので、このゴールデンタイムに髪の毛や頭皮に汚れを残さずに清潔な状態にしておくことが大切です。睡眠中は体温も低下するため、余分な皮脂や汚れが毛穴に詰まると固まってしまい、臭いや抜け毛の原因にもなってしまいます。シャンプーは夜に行い、清潔な状態で就寝しましょう。
①シャンプーの前にブラッシング
まずはシャンプーをする前にブラッシングを行い、埃や汚れを浮き上がらせましょう。ブラッシングをすることで、髪の毛の絡まりもとれ、シャンプーのときに無理な力を入れることが避けられます。
②シャンプーの前に予洗い
ブラッシングをしたあと、38℃ほどのお湯で予洗いをし、浮き上がった埃や汚れを落としましょう。予洗いを1~2分行うことで7~8割の汚れが落ちるといわれています。
③シャンプーは泡立てて使用する
シャンプーの原液をそのまま頭皮につけてゴシゴシ泡立てながら洗うという人も多く見られますが、シャンプーは手のひらか泡立てネットで泡立てて頭皮に乗せましょう。汚れを落とすのは泡なので、しっかりと泡立ててシャンプーをすることで摩擦も抑えられ、キューティクルへのダメージも最小限に抑えることができます。
④頭皮をマッサージするようにして洗う
泡立てたシャンプーを頭皮に乗せ、爪を立ててゴシゴシするのではなく、指の腹でマッサージをするようにして洗いましょう。指全体で包み込むように、血行を促進するイメージで行いましょう。
⑤シャンプーの残りがないようにしっかりすすぐ
シャンプーの残りは毛穴詰まりの原因にもなるため、すすぎはシャンプーの倍の時間をかけて行いましょう。すすぎも予洗いのときと同様38℃ほどのぬるめのお湯か、できれば流水で行うと高い効果が得られます。冷たい水を頭から浴びるのはなかなか勇気がいることですが、冷水は血行を促進して毛包がキュッと締まるため、美髪効果が高いとされています。
シャンプーの選び方
シャンプーと一言でいっても、さまざまな種類があるため、何を選べばいいのか分からないという人も多いと思います。近年では、スカルプシャンプー・ノンシリコンシャンプー・無添加シャンプーなどが人気ですが、それぞれに目的が異なるため、自分の今の髪の毛・頭皮の状態を把握して悩みを解決してくれるシャンプーを選びましょう。
スカルプシャンプー
スカルプシャンプーは頭皮環境が気になる人におすすめです。頭皮環境を整えることで、育毛促進・抜け毛防止などに効果が期待できます。健康で美しい髪の毛をつくるためには、頭皮も健康な状態でなければ意味がありません。スカルプシャンプーは、頭皮にやさしい成分が配合されているものが多いので乱れた頭皮環境を整えながら、髪の毛のコシや枝毛が気になる人にも役立つシャンプーです。
ノンシリコンシャンプー
CMなどでもよく見かけるようになりましたが、ノンシリコンシャンプーとは、シリコンが一切配合されていないシャンプーです。髪の毛に与えるダメージを少しでも抑えたいという人にはおすすめですが、ノンシリコンシャンプーだからといって一概に髪の毛にとって絶対に良いというわけではありません。ノンシリコンシャンプーは、キシミが気になるという人も多いようです。確かに髪の毛へのダメージは抑えられますが、保湿力に劣るため、コンディショナー(リンス)と併用すると良いでしょう。
無添加シャンプー
厚生労働省が認定している「表示指定成分」が含まれていない、肌にやさしいシャンプーです。表示指定成分とは、1980年に「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある成分」として定められた103種類の成分を指します。無添加シャンプーは敏感肌で肌が弱い人におすすめですが、この表示指定成分が指定されたのは40年も前のことなので「無添加」であったとしても、必ずしも安心・安全とは限りません。特に肌が弱いという人は、全成分をチェックして自分の頭皮・髪の毛に合うかどうかの判断をするようにしましょう。
アミノ酸系シャンプー
ドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーのほとんどは「高級アルコール系シャンプー」で、洗浄力が強く頭皮や髪の毛へのダメージが大きいため避けた方が良いでしょう。その点、アミノ酸系シャンプーは高級アルコール系シャンプーよりも洗浄力は劣りますが、頭皮・髪の毛にやさしい成分でつくられているのでおすすめです。洗浄力が弱いといっても、正しいシャンプーの方法で洗髪すれば、汚れや余分な皮脂が残ってしまうこともないので何の問題もありません。
コンディショナー(リンス)とトリートメントの違い
シャンプーのあとに、ほとんどの女性がコンディショナー(リンス)やトリートメントを使用されていると思いますが、それぞれの役割や違いについては知らないという人も多いと思いのではないでしょうか。中には、呼び名が違うだけと思われている人もいらっしゃるでしょう。ここでは、それぞれの特徴や使い方についてご紹介します。
コンディショナー(リンス)
コンディショナー(リンス)は、髪の毛の表面のキューティクルを保護し、髪の毛にコシ・ハリ・ツヤなどを与えます。また、静電気の発生を抑えたり、熱や外部刺激から髪の毛を守る働きがあります。メーカーによって呼び名が違うようですが、一般的にコンディショナーとリンスは同じ役割だといえます。
ただ、コンディショナーに含まれているコーティング剤は頭皮にも膜を張り、毛穴詰まりの原因にもなりまねません。コンディショナー(リンス)は、頭皮には塗布せず、毛先にだけつけるようにしましょう。コンディショナー(リンス)は時間を置いても意味はないため、髪の毛につけたあとは、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。トリートメントと併用する場合には、コンディショナー(リンス)は表面をコーティングするものなので、シャンプー⇒トリートメント⇒コンディショナー(リンス)の順で使いましょう。
トリートメント
トリートメントは、髪の毛の内側にあるコルテックスに栄養を与え、パーマやカラーリングで受けたダメージを修復していきます。コンディショナー(リンス)は髪の毛の外側を保護するのに対し、トリートメントは髪の毛の内側を修復していくものです。また、トリートメントは髪の毛の補修率が高いだけでなく、髪の毛にツヤや潤いを与えるので、パサパサで傷んだ髪の毛にも効果が期待できます。
トリートメントもコンディショナー(リンス)と同様に、頭皮にはつけないように注意しましょう。また、トリートメントは時間を置いて髪の毛の内側にあるコルテックスに浸透させていくので、弱酸性のアミノ酸成分を選ぶようにしましょう。時間を置いている間は蒸しタオルなどで頭皮を包んだり、お風呂の湯気などで温めるとより効果が高まります。時間の置きすぎは毛穴詰まりなどの原因にもなりかねないため、適度な時間を置いたあとはすすぎ残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。
ヘアオイルの使い方
ヘアオイルの存在は知っていても「何だかベタつくような感じがするから使ったことはない」という人が多いかもしれません。オイルと聞くと、確かにベタベタしたイメージですが、ヘアオイルには美髪をつくるために是非とり入れたいアイテムです。ヘアオイルは正しく使うことで、傷んだ髪の毛がサラサラの美髪へと変化していきます。
ヘアオイルは髪の毛に潤い・ツヤを与えて保湿するので乾燥から守ってくれます。化粧品でいうとヘアオイルは乳液のような役割を果たしていて、蒸発を防ぎ、乾燥からくるパサつきをなくしまとまりやすい髪の毛へ導きます。また、ドライヤーの熱・ブラッシングの摩擦・エアコンなどの外的刺激などからも守ってくれるので、ヘアオイルを使うことで、髪の毛にかかるダメージを最小限に減らすことができます。
髪の毛は濡れた状態だとキューティクルが開いているので髪の毛が蒸発しやすいため、ヘアオイルはお風呂上がりのタオルドライをしたあとに使うのが一番効果的です。ヘアオイルを使用すると、ドライヤーの熱から受けるダメージを抑えることができるので、このタイミングで使用するのがおすすめです。
また、朝のスタイリングのときに髪の毛が広がりやすいという人は、ヘアオイルを少量馴染ませてワックスなどでスタイリングするとまとまりやすく、ツヤが出るので見た目にもキレイになりますよ。ブラッシングをする前にもヘアオイルを使用することで、摩擦を軽減させることができます。ヘアオイルは適量を手のひらにとり、両手に擦り合わせてから毛先を中心に髪の毛全体に馴染ませましょう。髪の毛の表面ではなく、内側に浸透させていくイメージで使用すると良いでしょう。
オリーブオイル
オリーブオイルの主成分はオレイン酸で、ビタミンEやポリフェノールなどが豊富に含まれています。ビタミンEは、他の植物油と比較して3~5倍も含有しているので、活性酸素の除去や保湿効果など、髪の毛と頭皮の健康に役立ちます。また、白髪の改善にも効果があるといわれています。オリーブオイルは食用ではなく、美容オリーブオイルを使用しましょう。
アルガンオイル
アルガンオイルは、モロッコ南西部でしか育たないアルガンツリーの種子から抽出された貴重なオイルです。ビタミンEが豊富に含まれ、髪の毛に潤い・ツヤ・コシを与え、頭皮を健やかに保つ効果が期待できます。パーマやカラーリングで髪の毛がダメージを受けている人、切れ毛や枝毛が気になる人におすすめのオイルです。ビタミンEの含有量は、オリーブオイルよりも多いことで注目されています。
椿オイル
髪の毛1本1本をコーティングしてキューティクルを剥がれにくくするので、ドライヤーの熱などの外部刺激から髪の毛のダメージを防ぎます。髪の毛に潤い・ツヤを与えるだけでなく、皮脂のバランスを整えて頭皮環境を整えていくので、乾燥・フケが気になる人にもおすすめのオイルです。
ココナッツオイル
髪の毛に潤い・ツヤを与えるだけでなく、頭皮の乾燥を防いでくれるので、フケの発生を抑制する作用があるオイルです。また、薄毛予防にも効果が高いとされ、性別を問わず人気があります。酸化しにくい脂肪酸なので、コレステロールが気になる人、ダイエット中の人にもおすすめのオイルです。
セサミオイル
ビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、頭皮の新陳代謝を促進し、頭皮環境を整える効果があるとされています。インドの伝統医学では、髪の毛・頭皮を健やかに保つためには欠かせない、優れたオイルとして認められているほどです。
バオバブオイル
アフリカのサバンナ地帯に自生している樹木「バオバブ」の種子から抽出したオイルです。バオバブは高さが約30m、太さが約10mと大きく、幹には10tもの水分を溜め込んで乾季を乗り越えるという、厳しい環境でも生きる力を備えていることから「生命の木」とも呼ばれています。バオバブオイルは、髪の毛を乾燥から守り、パーマやカラーリングで傷んだ髪の毛を補修する効果があるといわれています。
自然乾燥はNG!
ドライヤーの熱は髪の毛にダメージを与えるから、タオルドライをしたあとは自然乾燥しているという人は美髪をつくるのは難しいかもしれません。
確かに、ドライヤーの熱は髪の毛にダメージを与えてしまいますが、それ以上に自然乾燥は髪の毛を傷める原因になってしまいます。髪の毛が濡れたままのときは、キューティクルが開いているので無防備な状態になっています。水分がどんどん蒸発してしまうため、髪の毛がパサつき、傷みが進行してしまいます。
また、自然乾燥は頭皮に雑菌が繁殖しやすく、いわゆる生乾き状態となるため、フケ・かゆみ・臭いの原因にもなりかねません。生乾きのまま就寝するなんて、もってのほかです。シャンプーのあとはしっかりタオルドライを行い、すぐにドライヤーで正しい乾かし方をすることで、髪の毛に与えるダメージを最小限に抑えることができます。
正しい髪の毛の乾かし方
髪の毛は自然乾燥ではなく、ドライヤーで正しく乾かすことが美髪へ近づけることが分かりました。実は、髪の毛の乾かし方一つで翌朝のスタイリングがしやすくなったり、コンディションが変わるなど、美髪をつくるためには「正しい髪の毛の乾かし方」が重要なポイントになります。
シャンプーが終わったあとには、タオルドライをされると思いますが、タオルでゴシゴシ髪の毛を擦り合わせたりしていませんか? 髪の毛に最小限のダメージで抑えられうようなドライヤーの使い方を把握することも大切ですが、まずは正しいタオルドライの方法からマスターしておきましょう。
正しいタオルドライの方法
タオルドライをする場合、ロングヘアだと毛先から水分をとりたくなる人も多いと思いますが、まず頭全体をタオルで包み、タオルの上から指の腹を使ってマッサージするように頭皮から水分をとり除きましょう。髪の毛が短い人の場合は、これだけでも髪の毛全体の水分を吸いとることができます。
次に、髪の毛は擦り合わせないように、タオルで挟んでやさしくパンパンと叩いて押さえるようにして水分をとりましょう。ロングヘアの場合は、タオルで巻いて少し時間を置いてから行うとやりやすいかもしれません。
ドライヤーの前に正しくタオルドライを行うことで、ドライヤーを当てる時間が短縮され、髪の毛に与えるダメージを最小限に抑えることができます。タオルドライは吸収力が高いマイクロファイバータオルを使うと、シャンプー後の開いたキューティクルに摩擦を与えにくく、より効果が高まるのでおすすめですよ。
正しいドライヤーの使い方
ドライヤーで髪の毛を乾かすときのポイントは、頭皮を乾かすようなイメージで行いましょう。ドライヤーは、20cm以上離して当て、まずは根元をしっかりと乾かします。ドライヤーを近づけ過ぎると髪の毛だけでなく、頭皮もダメージを受けてしまうので、1点に集中するのではなく、まんべんなく風を散らすように振りながら当て、温度にも気を付けましょう。
また、キューティクルは根元から毛先に向かっているので、根元から毛先に向かって乾かしていきましょう。毛先は根元に比べるとダメージを受けているため乾きやすいので、最後にさっと乾かし、最終的には髪の毛全体が80~90%乾いている状態で終了です。
髪の毛にボリュームを出したい場合
髪の毛にボリュームを出したい人、ロングヘアの人の場合は、下を向いてドライヤーで乾かすとボリュームが出やすく、ロングヘアの人は根元が乾かしやすくなるので、下を向いてドライヤーを当てるのがおすすめです。最後に顔を起こして整えると、ふんわりボリュームも出るので一石二鳥ですよ。
トップにボリュームを出したい場合
ショートボブの人、髪の毛がペタンとしている人の場合は、トップの髪の毛をわしづかみにし、根元を立ち上げるようなイメージで根元にドライヤーの温風を当てましょう。さらに、わしづかみにしたまま、ドライヤーの冷風で冷ますとトップにボリュームが出やすくなります。
ボリュームを押さえたい場合
朝起きたら髪の毛が爆発している人、髪の毛が広がりやすい人の場合は、ある程度髪の毛が乾いたら、髪の毛を下に引っ張るようなイメージで、根元から毛先に向かってドライヤーを当てましょう。乾き終わったら、頭頂部をヘアブラシで押さえながらドライヤーの温風を当て、最後に冷風を当てるとボリュームダウンすることができます。
パーマのウェーブを出したい場合
髪の毛の根元をおおまかに乾かし終えたら、毛束を指にクルクルと巻きつけてドライヤーの温風を当てましょう。最後に冷風を当てるとウェーブ感を固定することができます。このときに強風にするとウェーブが散ってしまうので、弱風で当てるのがポイントです。
髪の毛にアクセントをつけたい場合
毛先を外ハネさせるなど、ちょっと髪の毛にアクセントをつけたい場合には、おおまかに乾かし終えたら、毛先が外に向くように指で挟み、ドライヤーの温風を当てます。最後に冷風でしっかり固定するとアクセントがつけられます。
レイヤースタイルの場合
後ろから前に向かって顔周りに髪の毛を流すレイヤースタイルは、髪の毛の流れが後ろから前なので、上からドライヤーを当てててしまうと意味がありません。レイヤースタイルを活かすためには、ドライヤーを後ろから前に向かって当てましょう。
前髪のスタイリングをやりやすくしたい場合
シャンプーのあとのタオルドライ⇒ドライヤーで乾かすとき、翌朝に前髪のスタイリングを楽にしたい場合は、前髪だけヘアブラシで斜めやふんわりにブローしておきましょう。また、前髪が長くて邪魔な場合は、シングルピンやダッカール(髪の毛を留めるクリップ)をコットンで挟むと跡が残らないので留めておくと良いですよ。夜寝る前のちょっとしたひと手間で、忙しい朝が楽になるでしょう。
朝、髪の毛が広がるのを防ぐ方法
夜、シャンプーをしたあとに、きちんとセットをして就寝したにも関わらず、朝起きたときには髪の毛が広がって、まとまりがつかなくなってしまうという経験をされた方は多いのではないでしょうか。忙しい朝にスタイリングに時間をとられるのは大変ですよね。私たちが寝ている間に、髪の毛にはどのようなことが起こっているのでしょうか? セットをして就寝しても、朝になると髪の毛が広がっている原因について見てみましょう。
寝ている間には、私たちは枕に頭を乗せて何度も寝返りを打っています。そのたびに、枕による摩擦で髪の毛は大きなダメージを受けています。ダメージを受けて傷んだ髪の毛は、表面を覆っているキューティクルが剥がれやすくなるため、髪の毛の内部にある水分が蒸発してしまいます。夜にセットをしても、朝になると髪の毛が広がっているのは、髪の毛の水分が蒸発して水分量が減ってしまうからです。
つまり、髪の毛の水分量を保つことで、髪の毛はまとまりやすくなるということです。髪の毛の水分量を蒸発させないためには、夜シャンプーをしたあとに、髪の毛をしっかりとドライヤーで乾かすことが大切です。髪の毛が濡れていると、キューティクルは開いた状態なので、キューティクルの隙間から水分がどんどん蒸発してしまいます。
シャンプーのあとセットをしたとしても、髪の毛が乾ききっていない状態で就寝すると、キューティクルが剥がれやすい上に寝返りによる摩擦で、髪の毛に大きなダメージが直接かかるため、朝起きたときにパサついて広がった状態になってしまいます。就寝前には、必ず髪の毛をしっかりと乾かす習慣を付けましょう。
朝起きたときの髪の毛の広がりやパサつきが気になる場合には、洗い流さないトリートメントがおすすめです。洗い流さないトリートメントはキューティクルが開いた状態の髪の毛に塗布するので、髪の毛の内部まで有効成分が浸透し、ダメージを受けた髪の毛を美髪へ導いてくれます。ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かし、洗い流さないトリートメントとの併用で朝のスタイリングを楽にし、美髪をつくっていきましょう。
頭皮の血行を促進する
美髪をつくるためには、正しい方法でシャンプーをし、ダメージを最小限に抑える方法でドライヤーを当て、寝る前にしっかりと髪の毛を乾かすことが重要であることが分かりました。毎日の正しいヘアケアは、美髪をつくる基本ですが、健康で丈夫な美髪をつくるためには、土台である頭皮の血流を促進し、頭皮環境を整えることも重要です。先述した通り、髪の毛は毛球が活発に働くかどうかで、髪質が大きく左右されます。
髪の毛に必要な栄養は毛球部にある毛乳頭が毛細血管から受け取り、毛母細胞へ届けています。栄養を受け取った毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪の毛がつくられていますが、血液の流れが滞っていると頭皮の毛細血管まで栄養を届けることができません。ブラッシングも頭皮の刺激にはなりますが、血流を促進するためには、代謝を高めることが大きなポイントです。代謝を高めるためには、適度な運動や軽いストレッチをとりいれ、全身の巡りを良くしていきましょう。
また、肩こりと美髪は一見何の関係性もないようですが、実は肩こりがある人は血行不良が起こっている状態なので、髪の毛に必要な栄養が毛母細胞まで行き渡っていないことが考えられます。美髪をつくるためには肩こりをほぐし、頭皮の毛細血管への流れを良くする必要があります。
肩こりがある場合には、その原因を探り、リンパをマッサージするなどして改善することが大切です。また、シャンプーのときに頭皮マッサージを習慣付けることで、頭皮の血流が良くなるだけでなく、毛穴の汚れもしっかりと浮き出せるので、一石二鳥です。日頃から全身の巡りが良くなる環境をつくることを心掛けましょう。
美髪をつくるために必要な栄養素
美髪をつくるためには、良質なたんぱく質・ミネラル・ビタミンを中心に、栄養バランスの良い食事が必要です。髪の毛は90%以上が「ケラチン」というたんぱく質で構成されていますが、だからといってたんぱく質だけを多く摂れば良いというわけではありません。さまざまな栄養素が補いながら髪の毛はつくられるため、栄養の偏りが気になる場合には献立を見直し、多くの食材を摂ることを心掛けましょう。
カルシウム(黒い髪の毛をつくる)
女性はカルシウム不足に陥りがちなので、意識して摂取していきましょう。
カルシウムが多く含まれる食品:乳製品・大豆・小魚など
銅(白髪予防・黒い髪の毛をつくる)
貧血予防にもなる銅には、メラニン色素をつくりだすチロシナーゼを活性化します。
銅が多く含まれる食品:アーモンド・牡蠣・牛レバーなど
亜鉛(白髪予防・黒い髪の毛をつくる)
現代人が不足しがちな、ケラチンがつくられる際に必要な栄養素です。
亜鉛が多く含まれる食品:牡蠣・牛肉・ラム肉など
ビタミンB群(新陳代謝を促進する)
たんぱく質を体内で利用できる形にするために必要な栄養素です。
ビタミンB群が多く含まれる食品:レバー・卵・バナナなど
ビタミンA(抗酸化作用)
細胞分裂を正常化し、頭皮環境を整えていきます。
ビタミンAが多く含まれる食品:うなぎ・レバー・かぼちゃなど
ビタミンC(抗酸化作用)
コラーゲンの生成をサポートし、抗ストレスホルモンの分泌を促進します。
ビタミンCが多く含まれる食品:レモン・いちご・さつまいもなど
ビタミンE(抗酸化作用)
毛細血管を拡張し、毛乳頭まで栄養をしっかり届けるサポートをします。
ビタミンEが多く含まれる食品:かぼちゃ・落花生・大豆など