肥満が薄毛を引き起こす理由とは?
抜け毛・薄毛の原因は乱れた生活習慣も大きな原因の一つですが、その中に「肥満」があるのをご存知ですか?髪の毛に必要な栄養素が摂れないことから、過激なダイエットが抜け毛・薄毛の原因になることは、一般的に知られていますが、意外にも肥満も抜け毛・薄毛の大きな原因なんです。いわれてみると・・・肥満の人で薄毛、いわゆる「デブでハゲ」は確率的に高い気がします。
ここでは、肥満と薄毛の関係について詳しく探って行きたいと思います。まず、肥満の定義は、BIM(体格指数)が25以上の場合とされています。BIM=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)ですぐに分かるので、計算してみましょう。肥満体型になると、体にさまざまな悪影響が及ぼされ、抜け毛・薄毛の原因になってしまいます。
●血行不良
健康な人の血液はサラサラですが、肥満になると血液がドロドロになり、流れが悪くなってしまいます。特に毛細血管にスムーズに流れなくなるため、毛細血管の多い頭皮へ栄養が運べなくなってしまいます。
●皮脂の過剰分泌
肥満体型になると、皮脂の分泌が多くなり、頭皮の毛穴詰まりの原因になってしまいます。皮脂の過剰分泌や汚れた地肌を放っておくと雑菌が繁殖し、頭皮環境を悪化させてしまいます。
●基礎代謝の低下
肥満体型の人の多くが運動不足で、筋肉量が低下しています。肥満体型の場合、食事量と運動量のバランスが悪く、エネルギーが消費されずに体内に脂肪として蓄積され、基礎代謝の低下や血行不良が引き起こります。
●悪い生活習慣
肥満体型の人は、高カロリーの食事・偏った食事・運動不足・ホルモンバランスの乱れ・ストレスなど、抜け毛や薄毛の原因になることを抱えている場合がほとんどといっても過言ではありません。「肥満だから薄毛」というよりは「肥満になった原因が薄毛を引き起こしている」といえるでしょう。
過激なダイエットが抜け毛・薄毛を引き起こす理由とは?
「ダイエットで薄毛になる」「ダイエットで抜け毛が増えた」という噂を耳にしたり、実際に体験された方も多いのではないでしょうか。健康のために標準体重を目標に行うダイエットと異なり、若い女性などに多く見られる過激なダイエットは、抜け毛・薄毛の原因になるだけではなく、健康を害するほど非常に危険なので注意が必要です。
では、どのようなダイエットが「過激なダイエット」になるのでしょうか?まず挙げられるのは「極端な食事制限」です。多くの人が、ダイエットを開始したときには食事の量を減らすと思いますが、例えば1日1食だったり、スープだけなど、極端に減らした場合には、体に必要な栄養が不足してしまい欠乏症を引き起こしてしまいます。
髪の毛をつくるためには、良質なたんぱく質・ビタミン・ミネラル(亜鉛)を中心にバランス良く栄養を摂る必要がありますが、極端な食事制限は髪の毛の材料が不足するばかりでなく、ヘアサイクルを乱してしまい、成長しきれていない髪の毛が生えて抜けたり、健康な新しい髪の毛をつくることができなくなってしまいます。
また、過激なダイエットを続けていると、女性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスも乱れてしまいます。代謝も低下し、血流がわるくなることで毛母細胞の細胞分裂も上手くいかなくなってしまいます。さらには、過激なダイエットは心と体に想像以上のストレスがかかるため、ひどい場合には円形脱毛症などの原因にもなりかねません。
無理なダイエットは、頭皮環境を悪くして、抜け毛・薄毛の原因になるため、健康のためにも絶対に避けるようにしましょう。
筋トレ・プロテインは薄毛を引き起こす理由とは?
「プロテイン」は男性らしい筋肉をつくるため、筋トレにプラスしている方も多いと思いますが、実はプロテインや筋トレは薄毛の原因になることが、イギリスの専門家の研究で明らかになりました。昔から「プロテインはハゲる」「筋トレをしすぎると薄毛になる」と噂になってはいたものの、実際には何の根拠もないとの説もあり、都市伝説ともいわれていましたが、筋トレを行うと男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が増加します。
ただ、日本人男性にもっとも多いAGA(男性型脱毛症)の原因は男性ホルモンの影響とされていますが、テストステロンが増加したからといって、薄毛の直接的な原因にはなりません。AGA(男性型脱毛症)の原因は、還元酵素「5aリダクターゼ」の働きで、テストステロンが強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変化し、髪の毛のヘアサイクルを乱してしまうからです。
DHT(ジヒドロテストステロン)は脱毛因子とも呼ばれ、毛根を攻撃して抜け毛を増やし、健康で丈夫な髪の毛をつくることができなくなります。AGA(男性型脱毛症)の改善や治療には、5aリダクターゼの働きを阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する方法が取られます。
つまり、筋肉増強作用のあるプロテインや、筋トレはテストステロンを増やし、AGA(男性型脱毛症)リスクが増える可能性があるということです。体質的に「5aリダクターゼ」を多く生成する体質の人は、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成量が増えてしまうということです。「プロテインや筋トレで薄毛になる」という説はある意味正しいのですが、全ての人には当てはまらないといえるでしょう。