コラム

【頭皮がかゆい!】原因と自分でできる正しい改善方法はこちら

頭皮のかゆみの原因は?

頭皮は意外にデリケートな部分なので、刺激に対してすぐに敏感に反応します。顔に傷があるとすぐに対処をされると思いますが、頭皮に関しては顔のように配慮が行き届いてない場合が多く、例えば傷ついていたり、炎症が起こっていたとしても、気付かずに過ごしてしまっている人も少なくありません。

 

「何だか最近、頭皮がかゆい」「毎日シャンプーをしているのに頭がかゆい」という場合、地肌に炎症が起こっているケースが多く見られます。シャンプーをしていないなどの明らかな原因以外に、頭皮にかゆみがある場合には、どのようなことが考えられるのでしょうか? また、頭皮が炎症を起こすとはどのようなことなのか、詳しく見てみましょう。

頭皮のかゆみの原因① 乾燥

頭皮のかゆみの原因で一番多いのは「乾燥」です。肌が乾燥するとかゆくなるのと同じですね。頭皮には顔のTゾーンの2倍もの皮脂腺がありますが、洗浄力の強いシャンプーやエアコンなどの影響で頭皮に必要な皮脂が減少すると、頭皮は乾燥してしまいます。皮脂腺が多いとベタつくイメージですが、頭皮の場合は乾燥しやすいといわれています。

 

紫外線などの外部刺激や、ストレスやホルモンバランスの乱れから引き起こる血行不良など、さまざまな原因で新陳代謝や頭皮のバリア機能が低下すると、頭皮の潤いが逃げてしまいます。頭皮は顔よりも乾燥しやすいので、注意が必要です

頭皮のかゆみの原因② 間違ったシャンプーの方法

毎日何気なく行っているシャンプーですが、間違った方法で行っていると、頭皮のかゆみの原因になってしまいます。やってしまいがちなのが「熱めのお湯で予洗いをする」「シャンプーの原液を頭皮に直接塗布している」「爪を立ててゴシゴシ洗っている」「すすぎ残しがある」などです。40℃を超えるお湯は、頭皮が軽い火傷のような状態になってしまいます。

 

特にかゆみがある場合は、頭皮が健康な状態ではないため、そのダメージが大きく、さらにかゆみがひどくなるなどの悪循環へ陥ってしまいます。シャンプーの原液をそのまま頭皮に塗布して、爪を立ててゴシゴシあらうのは、頭皮に傷をつけながら毛穴にシャンプーの原液を入り込ませているようなものです。

 

また、頭皮が荒れて炎症が起こる原因にもなってしまいます。さらに、シャンプーがきちんと洗い流されずに頭皮に残っていると、頭皮が炎症を起こして毛穴詰まりの原因にもなります。間違ったシャンプーの方法はかゆみだけでなく、においなどのさまざまな頭皮トラブルのもとなので正しく行うことが大切です。

頭皮のかゆみの原因③ シャンプーの種類

シャンプーが頭皮のかゆみの原因になっていることも考えられます。ドラッグストアなどで安価に販売されているシャンプーは、そのほとんどが高級アルコール系シャンプーで、頭皮に強い刺激を与える「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」などが配合されています。

 

シャンプーの理想は、余分な皮脂や汚れだけを落とし、頭皮に必要な潤いを残してくれるものです。高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強すぎるため、頭皮に必要な皮脂までも取り除いてしまい、乾燥の原因になってしまいます。特にアレルギー体質や肌が弱い人は、洗浄力の強いシャンプーを使い続けることで頭皮環境が悪くなり、かゆみだけでなく、さまざまな頭皮トラブルのもとのなってしまいます。

頭皮のかゆみの原因④ スタイリング剤

ワックスなどのスタイリング剤も頭皮のかゆみの原因に挙げられます。使用している間はかゆみなくても、その日のうちにシャンプーで汚れを落としていなかったり、正しくシャンプーできていなくてスタイリング剤が毛穴に残っていると頭皮が炎症を起こし、かゆみが発生してしまいます。

 

ワックスなどは正しいシャンプーの方法でしっかり洗わなければ落としきれません。毎日スタイリング剤を使用している人は、スタイリング剤が頭皮に残らないように、しっかり落としきることが大切です。耳の裏側などは残りやすい箇所なので、意識してしっかりとシャンプーするように心掛けましょう。

頭皮のかゆみの原因⑤ ストレス

ストレスを受けると、私たちは緊張状態から汗をかきやすくなります。ストレスは自覚症状がない場合もありますが、不規則な生活・睡眠不足・偏った栄養などが原因で肌荒れが起こるように、頭皮にかゆみが発生することもあります。

 

ストレスは血行不良の原因にもなるため、頭皮に必要な栄養が行き渡らなくなると、頭皮環境が悪化して皮脂のバランスも乱れ、乾燥や皮脂の過剰分泌の原因にもなってしまいます。ストレスは頭皮のかゆみだけでなく「乾燥しているのに皮脂でベタつく」「汗と皮脂で頭皮が臭い」など、さまざまな頭皮トラブルの原因になります。

頭皮のかゆみの原因⑥ 病気

頭皮は普段髪の毛に覆われているため、炎症を起こしていてもなかなか気付かないケースが多く見られます。かゆみなどの症状が発生し、悪化してから初めて気付くという人も少なくありません。実は頭皮にはさまざまな病気の種類があります。

脂漏性皮膚炎

頭皮の病気として一番に挙げられるのが脂漏性皮膚炎です。皮脂の分泌が多い箇所に発生し、頭皮だけでなく鼻や口の周りなど顔にもできるのが特徴で、子どもやお年寄りに起こりやすい皮膚炎です。髪の毛の生え際にベタつきを感じ、かゆみだけでなくフケや炎症が同時に発生します

 

脂漏性皮膚炎は「マラセチア」というカビの一種が増殖することで皮膚が炎症を起こすと考えられています。ひどくなると、皮膚が剥がれたり、過剰に分泌された皮脂が酸化して悪臭を放つこともあります。マラセチアは皮脂や汗を好む真菌で慢性化しやすく、年齢を重ねると自然治癒が難しいため病院での治療が必要です。

接触性皮膚炎

頭皮に小さい湿疹やうっすらと赤い炎症が起こります。皮膚に直接刺激になる物質が触れることで起こる皮膚炎で、かぶれている状態です。パーマ液が直接皮膚に触れたり、スタイリング剤がしっかりと洗い流せてなかったり、毛穴に皮脂が詰まっていたりと、日々の小さな刺激の積み重ねで引き起こるのが接触性皮膚炎の特徴です。

アレルギー反応による頭皮湿疹

アレルギー反応により、頭皮にかゆみが発生している場合があります。アレルギー反応による頭皮湿疹の特徴は、強いかゆみ・フケ・赤みなどの症状を繰り返し、治まったりひどくなったりで完治しないところです。

 

アレルギーを起こす物質は、ハウスダスト・ダニ・花粉・カビなどはもちろん、シャンプーやスタイリング剤に含まれる成分などさまざまです。アレルギー反応による頭皮湿疹の場合はバリア機能が低下して乾燥がひどいケースが多く、菌が入り込みやすいため、強いかゆみを伴い、つい掻き毟ってしまい頭皮に傷がついて炎症が起こるなどの悪循環に陥ってしまいます。

皮脂欠乏性皮膚炎

頭皮は肌とつながっているので、肌と同じように乾燥したり、肌荒れを起こします。冬場の乾燥はもちろん、エアコンや紫外線、洗浄力の強いシャンプーなどで頭皮に必要な皮脂までも取り除かれるなど、さまざまな原因がもとでバリア機能が低下し、かゆみ以外にも湿疹・炎症・湿疹などがあらわれます。乾燥肌や敏感肌の人に多く見られるのが特徴です。

頭皮のかゆみには、さまざまな原因があることが分かりました。頭皮のかゆみを改善するためには、その原因を取り除き、低下したバリア機能を回復させる必要があります。そのためには何に注意し、どのような対策を行えばよいのか、一つ一つ見てみましょう。

頭皮のかゆみ対策① 頭皮の乾燥を防ぐ

頭皮の乾燥を防ぐためには、まずシャンプーの見直しから始めましょう。ドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーのほとんどは、頭皮に刺激が強い洗浄力が配合されている高級アルコール系シャンプーです。高級アルコール系シャンプーは頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまうため、乾燥を引き起こしてかゆみの原因になります。

 

シャンプーは毎日行うものなので、頭皮にやさしい成分でつくられているアミノ酸系シャンプーを選びましょう。また、清潔に保とうとする気持ちから、爪を立ててゴシゴシ洗うのは絶対にNG行動です。シャンプーは指の腹で頭皮をマッサージするようにやさしく行いましょう。頭皮環境は正しいシャンプーのやり方を取り入れるだけでも改善されていきます。

 

シャンプーの前にブラッシングをして汚れを落とす

38℃ほどのぬるめのお湯で予洗いをする

シャンプーは泡立ててから頭皮に乗せる

指の腹で頭皮をマッサージするように洗う

すすぎ残しがないようにシャンプーの倍の時間をかけてすすぐ

 

頭皮はお肌と同じなので、乾燥が気になる場合にはしっかりと保湿を行いましょう。頭皮専用のローションでヘアケアを行うことで保湿だけでなく、炎症が治まるなど頭皮本来のバリア機能を高めることができます。ローションは洗髪後の清潔な状態のときに、指の腹でマッサージをしながら血流を高めて行うのがポイントです。

頭皮のかゆみ対策② 正しい髪の毛の乾かし方をマスターする

正しくシャンプーを行ったあとは、タオルドライとドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。男性は髪の毛が短いので、自然乾燥で済ませているという人も多く見られますが、生乾き状態の頭皮には雑菌が繁殖しやすいので、面倒でもドライヤーで乾かすようにしてください。シャンプーのあとはタオルで髪の毛を擦り合わせるのではなく叩くようにして水分をとり、すぐにドライヤーで乾かします。ドライヤーの熱は頭皮から20cmほど離し、同じところに風をずっと当てないように気を付けましょう。

頭皮のかゆみ対策③ 生活習慣の改善

健やかな頭皮環境を整えるためには、栄養バランスの良い食事が基本です。食生活の欧米化に伴い、ジャンクフードや甘いスイーツなどを過度に摂取している人も多く見られますが、そのような食生活を続けていると頭皮が酸性になってしまいます。肉中心の食事ではなく、野菜を中心にビタミン類やポリフェノールなどの抗酸化作用のある食材を積極的に摂取し、栄養バランスの良い食生活を心掛けましょう。

 

睡眠不足やストレスなども頭皮環境を悪化させる大きな原因です。ストレス社会に生きる現代人にとって規則正しい生活は、なかなか難しいことかもしれませんが、頭皮の状態を良くするためにだけでなく、健康のためにも改善できることから見直してみましょう。

頭皮のかゆみ対策④ 頭皮の病気を予防する

頭皮の病気で一番に挙げられるのが「脂漏性皮膚炎」です。脂漏性皮膚炎は皮脂分泌が多い箇所に生じやすいので、皮脂が過剰分泌されないようにすることが大切です。まずは、食生活を見直しましょう。動物性たんぱく質の過剰摂取や高カロリーな食事・ジャンクフードは控え、ビタミンが豊富な野菜を中心に栄養バランスの良い食生活を心掛けましょう。頭皮にかさぶたができている場合は、無理に剥がすと傷になってしまい、そこから細菌感染するケースもあるため、自然に剥がれるのを待ちましょう。

 

また、「接触性皮膚炎」の場合は、炎症が起こる原因である物質を把握し、触れないことが一番です。さらに、汗をこまめに拭く、頭皮マッサージで血行を促進する、正しいシャンプーの方法で頭皮を清潔に保つ習慣を身に付け、頭皮環境を整えましょう。頭皮にかゆみがあるときは皮膚が敏感になっているので、ヘアカラーはできるだけ避けた方が良いでしょう。頭皮の病気はさまざまですが、頭皮を清潔に保つことが病気を予防する一番の方法です。1日1回のシャンプーを基本に、乱れた生活習慣を見直し、頭皮環境を健やかに整えましょう。

頭皮のかゆみ対策⑤ オイルクレンジング・ヘッドスパ

頭皮のかゆみの対策に、ヘアケアやヘッドスパなども取り入れてみましょう。ヘアケアは、毎日行うことなので、頭皮に刺激の少ない、やさしい成分が配合されたヘアケア剤を選び、ワックスなどのかゆみの原因になるスタイリング剤はできるだけ避けましょう。

 

ヘアケアで一番大切なのは先述した正しいシャンプーの方法ですが、シャンプーの前にオイルクレンジングで毛穴に詰まった皮脂や汚れを浮かせるのもおすすめです。週に1~2回のオイルクレンジングで、普段のシャンプーでは落としきれていない皮脂や汚れを取り除くことができます。オイルクレンジングに向いているのは、椿オイル・オリーブオイルなどです。シャンプー前に小さじ1~2杯のオイルを頭皮に塗布し、汚れを浮き出させるイメージで丁寧にマッサージをしたあとシャンプーをします。

 

また、近年人気のヘッドスパも頭皮のかゆみ対策には有効です。ヘッドスパは、自分では落としきれない毛穴の皮脂や汚れを除去するだけでなく、リラックス効果もあるため、ストレスが溜まっている人にはおすすめです。