頭皮が脂っぽく、ベタつく原因とは?
毎日シャンプーしているのに、何だか頭皮が脂っぽかったり、ベタつきが気になるということはありませんか? 頭皮や髪の毛がベタついていると自分自身に不快感があるのはもちろん、見た目にも不潔な印象を持たれてしまいます。前日の夜にシャンプーしたばかりなのに、朝起きたときにはすでにベタつきがあったり、お昼頃からベタついて臭くなってくるのはどうしてなのか、その原因と正しい対策について探ってみましょう。
肉料理中心の脂っこい食生活
食生活の欧米化に伴い、お肉やジャンクフードが好きという人は多いと思います。お肉は動物性たんぱく質が摂取できるので体にも良いのですが、過度な摂取はデメリットが多くなってしまいます。その一つに挙げられるのが頭皮のベタつきです。
お肉の脂を過剰摂取すると、その油脂が血中に溶け出して皮脂となり、過剰に分泌されてしまいます。普段からこのような食生活を続けていると、中性脂肪やコレステロールが溜まってしまい、頭皮のベタつきだけでなく、生活習慣病のもとにもなってしまうので注意が必要です。頭皮のベタつきは、抜け毛や薄毛にもつながるので、肉や脂っこい食事を摂ることが多い人は見直しが必要です。
乱れた生活習慣
栄養バランスが偏った食事、脂質の高いケーキやアルコールの過剰摂取、ストレスなどは頭皮のベタつきの原因になります。また、運動不足などで血行不良が起こると代謝がうまく行われなくなるため、古い皮脂が排出されず、頭皮が脂っぽくなってしまいます。さらに、頭皮に必要な栄養も行き渡らなくなるため、皮脂が過剰分泌される原因にもなります。
揚げ物や甘いもの、コンビニ弁当やインスタント食品などを好んで食べている場合は、栄養が偏っているだけでなく、食品添加物なども多く摂取していることになるので、頭皮のベタつきだけでなく、体にさまざまな悪影響を及ぼしかねません。一人暮らしや、仕事が忙しい人にとっては便利ですが、できるだけ自炊を心掛け、野菜中心の栄養バランスのよい食生活への見直しを行いましょう。また、睡眠不足やストレスも頭皮環境を悪化させ、頭皮のベタつきの原因になるので、生活リズムを整えていくことが大切です。
不潔な頭皮環境
頭皮を不潔な状態にしていると頭皮環境が悪化し、ベタつきや脂っぽくなってしまいます。頭皮は体の中でも特に皮脂腺が多く、その数は顔のTゾーンの2倍ともいわれています。分泌された皮脂が取り除かれずに溜まってしまうと、当然頭皮はベタつき脂っぽくなってしまいます。そこで大切なのが、頭皮の汚れはその日のうちに正しいシャンプーの方法で落とすことです。シャンプーは1日1回、夜に行いましょう。
夜は洗髪せずに眠って「朝シャン」をしている人も多いようですが、肌のターンオーバーは夜眠っている間に行われているので、寝る前にその日の汚れを落とすことが頭皮環境を整える条件だともいえます。また、反対に頭皮の汚れが気になって、1日に2回も3回もシャンプーをするという人は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮を乾燥させてしまうので止めましょう。頭皮が乾燥すると、皮脂のバランスが崩れ、過剰に分泌されるようになるため、頭皮のベタつきの原因になってしまいます。
血行不良
一般的に、年齢とともに運動不足になる傾向がありますが、運動不足は筋肉量が減るだけでなく血行不良を引き起こします。血行不良が起こると新陳代謝が低下するため、頭皮だけでなく体の老化サイクルが早くなってしまいます。また、頭皮は体の末端にあるため、血行不良が起こると必要な栄養が行き渡らなくなり栄養が不足した状態になります。頭皮が栄養不足を起こすと頭皮環境が悪化し、皮脂の過剰分泌されてベタついたり、抜け毛・薄毛の原因にもなってしまいます。
年齢・性別
年齢とともに基礎代謝が低下していくと、体にさまざまな影響が及ぼされてきます。その一つが頭皮のベタつきです。10代の頃には頭皮がベタつくことなんてなかったのに、30代になった頃から脂っぽくなってきたなど、同じケアをしていて突然頭皮の状態が変わった場合には、年齢による基礎代謝の低下が原因であると考えられます。また、年齢とともに運動不足になったり、食生活の偏りやアルコールの摂取などで生活習慣が乱れてくると基礎代謝の低下だけでなく、皮脂のコントロールがうまくいかなくなり、皮脂が過剰に分泌されるようになります。
ベタつきというと、乾燥肌の人には関係ないと思いがちですが、頭皮の場合は、乾燥が皮脂の過剰分泌の原因につながるのでとても厄介です。さらに、年齢だけでなく、頭皮が脂っぽくなるのは女性よりも男性に多く見られる症状です。それは、男性ホルモンが多いと皮脂が過剰に分泌されるためです。女性の場合も、加齢などで女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが増えると頭皮のベタつきの原因になってしまいます。
頭皮のベタつきを改善する方法とは?
頭皮のベタつきは、肉中心の栄養の偏った食事や乱れた生活環境、血行不良や加齢など、さまざまな原因があることが分かりました。では、頭皮が脂っぽくベタつかないようにするためには、どのような対策をとれば良いのでしょうか? 忙しい現代人にとって、生活習慣を急に変えることは難しいと思いますが、ストレスが溜まらない程度に、まずは見直せるところから整え、少しずつ生活のリズムや頭皮に悪影響を及ぼしているNG行動を取り除いていきましょう。
食生活の見直し
まずは、肉類・揚げ物・炒め物などの脂っこい食事を控えましょう。動物性たんぱく質は、私たちの体には必要な栄養素なので、極端に全く摂らないということではありません。過剰に食べ過ぎることを控えるということです。頭皮が脂っぽくベタつく場合、脂っこい食事を控えることが一番即効性があると考えられます。野菜を中心とした栄養バランスの良い食事を心掛けるようにしましょう。
食事は毎日のことなので、極端に減らしたり、メニューを変えると大きなストレスとなり、継続することが難しいので、ジャンクフードやケーキなどの甘いものを摂りすぎている場合には回数を減らし、お肉類が食べたいときには、鳥むね肉やささみなどの高たんぱくでヘルシーなお肉を摂りましょう。早い人は、数週間で頭皮の状態が違うことを実感できるでしょう。
生活習慣を正してストレスを溜めない
睡眠不足やストレスは自律神経のバランスが乱れ、皮脂の分泌のコントロールも崩れてしまいます。また、ストレスは交感神経が活発になるため、血管が収縮されて血行不良が引き起こりやすくなります。頭皮のベタつきと生活習慣は一見関わりがなさそうに見えますが、自律神経の乱れは体にさまざまな悪影響が及ぼされます。その一つが頭皮環境の悪化であり、頭皮のベタつきです。
自律神経は不規則な生活を見直すことで整えられてきます。起床時に朝日を浴びる、日中活動して夜ぐっすり眠るなど、毎日のリズムを整えることが大切です。休みの日は昼まで寝ていたり、夜更かしをしている人も多いと思いますが、せめて日付が変わる前には就寝し、朝起きて朝日を浴びると、体内時計が整えられ、乱れた自律神経も正常に作用するようになってきます。
また、ストレス社会に生きる私たちはストレスを感じずに生活することは不可能なので、溜めこまないことが重要なポイントです。運動や趣味、お喋りなど、自分に合ったストレス解消法を見つけ、ゆっくりお風呂に入って、十分な睡眠をとることから始めてみましょう。
シャンプーを見直す
毎日のシャンプーを見直すことも、頭皮のベタつきを改善するためには重要なポイントになります。頭皮環境が不衛生であると、頭皮が脂っぽくベタつくのはもはや常識ですが、反対に過剰なシャンプーや洗浄力の強すぎるシャンプーの使用なども頭皮のベタつきの原因になるため、頭皮にやさしい成分のシャンプーを選び、正しいシャンプーの方法で毎日ケアを行いましょう。
まず、シャンプーの基本は1日1回です。先述にあるように、夜に洗髪をせずに「朝シャン」をすることはNGです。寝る前にその日の汚れを落とすことが頭皮のベタつき対策になります。その際に、頭皮のベタつきが気になるからと爪を立ててゴシゴシ洗うのは止めましょう。シャンプーをする前にはブラシッシングで汚れを落とし、シャンプーの前にゆるめのお湯(38℃くらい)で予洗いをすると、それだけでも頭皮や髪の毛に付着した汚れが7~8割は落とせるといわれています。頭皮は、泡でマッサージをするようにやさしく洗い、すすぎ残しがないようにシャンプーの倍の時間をかけてすすぎましょう。
①シャンプーの前にブラッシングをする
②38℃程度のお湯で予洗いをする
③シャンプーを泡立ててから頭皮に乗せる
④指の腹で頭皮をマッサージするように泡でやさしく洗う
⑤すすぎ残しがないようにしっかりすすぐ
また、シャンプーは頭皮にやさしい成分のアミノ酸系シャンプーを選びましょう。ドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーはそのほとんどが高級アルコール系シャンプーで洗浄力が強いため、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮を乾燥させてしまいます。頭皮が乾燥すると皮脂がさらに分泌されるようになるので、頭皮がベタつきやすくなってしまいます。
アミノ酸系シャンプーは高級アルコール系シャンプーよりも洗浄力は劣りますが、予洗いをすることでほぼ汚れを落とすこともできるので、正しいシャンプーの方法で洗髪すれば問題はありません。アミノ酸系シャンプーは頭皮に必要な皮脂を残しつつ、汚れだけを落としてくれるので頭皮環境が整ってきます。
シャンプー前後のヘアケア
毎日のシャンプーを見直すだけでも、頭皮のベタつきを改善に導くことは可能ですが、相乗効果を高めるために、シャンプーの前後にひと手間かけてみましょう。例えば、頭皮の毛穴が気になる場合には、週1~2回ほどシャンプーの前に頭皮用のクレンジングやオイルマッサージを行い、毛穴の汚れを浮かせて落としましょう。ヘッドスパもおすすめです。ヘッドスパはリラックス効果もあるため、ストレスが溜まっていたり、疲れているときには、リフレッシュができるので、気分転換にもなります。毛穴も気持ちもスッキリしたいときには月に1回でも受けてみましょう。
また、シャンプーのあとはドライヤーですぐに髪の毛を乾かすことも大切です。濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖し、キューティクルも開いた状態で水分がどんどん排出されるため、頭皮にも髪の毛にも良いことはありません。ドライヤーの熱が頭皮にダメージを与えるからと自然乾燥させている人も多いようですが、ドライヤーは20㎝ほど離し、おなじところに当て続けなければ心配なダメージも最小限で済ますことができます。雑菌が増えるとベタつきだけでなく、頭皮が臭くなる原因にもなってしまうため、シャンプーのあとは必ずしっかり乾かして、濡れたまま就寝するなんてことがないように心掛けましょう。