コラム

【髪の基礎知識】構造~メカニズムを把握して育毛・発毛促進!

毛髪の構造とは?

髪の毛は、一番外側にある「キューティクル」、中間部にある「コルテックス」、中心部の「メデュラ」の3つの層から成り立っています。

キューティクル(毛小皮)

毛根から毛先に向かって半透明の鱗状の物質が重なって、髪の毛の内部組織を守っています。キューティクルは、イオウ含有量の多いケラチン(硬質たんぱく質)でできおり、個人差はありますが4~10枚重なっています。

各層の表面には、キューティクルを保護する脂質成分「MEA(18-メチルエイコサン酸)」が存在し、髪の毛のツヤや手触りに影響を与え、キューティクルが整っているとツヤのある美しい髪の毛を保てますが、何らかの原因でダメージを受けてしまうと、髪の毛が傷んでパサパサにごわついてしまいます。

コルテックス(毛皮質)

髪の毛の約90%を占めるコルテックスは、繊維状のたんぱく質が主成分で、太さや色などの髪質を形成する重要な役割を担っています。コルテックスは「マクロフィブリル」と「間充物質」から形成されています。

髪質に大きな影響を与え、たんぱく質の結合状態によって直毛か縮毛かが決まり、コルテックスのメラニン色素の量で髪の毛の色も決まります。

メデュラ(毛髄質)

メデュラはやわらかいたんぱく質が主成分で、鉛筆の芯のように髪の毛の中心にあります。メデュラの毛根に近い部分は液体で満たされていますが、外的な刺激などを受けやすいのが特徴です。

メデュラに空洞が多くあると、透過する光が散乱するため、髪の毛が白っぽく色あせて見えてしまいます。

 

毛髪の役割とは?

私たちに髪の毛が生えているのには、理由があります。そもそも、髪の毛の役割とは、どのようなことなのでしょうか?髪の毛は、さまざまな外的刺激などから「私たちの体を守るため」に生えています

暑さや寒さから守る

私たちの体のバランスを司る重要な役割を担っている脳を、温度変化から守っています。

直射日光や紫外線から守る

紫外線に含まれている有害物質や刺激から頭皮を守っています。

衝撃から守る

髪の毛には小さな空気があるので、束になることで衝撃の吸収剤の役割を果たします。

老廃物・有害物質から守る

日常生活の中で体内に溜めこまれる老廃物や有害物質を体外に排出します。

 

パサパサ髪の原因と正しい対策

髪の毛がパサパサしていると、表面にツヤがなく、清潔な印象も持たれないどころか、だらしなく不潔な印象を持たれかねません。髪の毛がパサパサになる原因は水分不足です。原因の一つとして挙げられるのが「洗浄力の強すぎるシャンプーを使用している」ことです。

 

ドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーの多くは「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸アンモニウム」など洗浄力の強い成分が配合されているため、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまい、髪の毛が乾燥してパサパサになってしまいます。

 

もしも、無添加のアミノ酸系シャンプーを使用しているのに、髪の毛がパサパサしているという場合は、間違ったお手入れをしている可能性が考えられます。

 

髪の毛がパサパサになる原因とは?

 

強い洗浄力が配合されているシャンプーによる刺激

頻繁なカラーリングやパーマによる刺激

直射日光や紫外線による刺激

エアコンなどの影響による乾燥

頭皮トラブルによる刺激

髪の毛への摩擦による刺激

 

髪の毛がさまざまな原因で刺激を受けると、髪の毛の表面のキューティクルが剥がれて水分が外に逃げてしまうため、髪の毛がパサパサになってしまうだけでなく、たんぱく質も流れ出てしまうので、細い髪質になりがちです。

 

また、ドライヤーの熱は髪の毛に刺激になるため、自然乾燥をした方が良いと考えている方も多いようですが、濡れたままの髪の毛はキューティクルが開いた状態になっているため、洗髪後はドライヤーですぐに乾かすのが鉄則です。

 

パサパサの髪の毛をケアする方法とは?

髪の毛がパサパサになる原因を一つ一つ取り除き、事前にパサパサにならないようにケアを行っていきましょう。

刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを使用する

頭皮に必要な皮脂は残して水分を補給できる、できれば無添加のものを選びましょう。

髪の毛への刺激を最小限に抑える

頻繁なヘアカラーやパーマは避け、必要最低限に止めましょう。高温のアイロンなどを毎日使用しているという場合も、キューティクルが剥がれたり髪の毛が変質する原因になるため、同様です。また、日傘や日焼け止めなどで紫外線対策を行いましょう。

正しい乾燥対策を継続する

自然乾燥はせず、シャンプーの後はすぐにドライヤーで乾かしましょう。その際には、同じ箇所に当て続けず、左右にドライヤーを揺らしながら、まんべんなく乾かしていきましょう。

頭皮環境を整える

頭皮を清潔に保ち、健康な髪の毛を維持できる土台を整えておきましょう。ヘッドスパもおすすめです。

髪の毛の摩擦を減らす

無理なブラッシングはキューティクルを剥がす原因になります。ブラッシングは毛先から行い、絡まった部分は少しずつほぐしていきましょう。また、タオルドライでゴシゴシ擦るのはNGです。髪をタオルに挟んで水分を吸収させましょう。

 

細毛の原因と正しい対策

「細毛」「猫っ毛」とは髪の毛が細い状態で、ボリュームが少ない髪質のことを指します。髪の毛は太ければ良いというわけではありませんが、栄養不足や加齢などが原因で細くなった髪の毛は弱々しく、抜け毛・薄毛に深く関わりがあるといえます。

 

髪の毛は、1本1本の太さが違い、成長期の髪の毛は0.1mmほど、退行期へと移行している髪の毛はやせ細っていて0.05mmほどといわれています。髪の毛は成長期(2~6年)⇒退行期(約2週間)⇒休止期(約3~4ヶ月)という毛周期(ヘアサイクル)が繰り返されてつくられていますが、何かしらの原因で成長期が数ヶ月~1年ほどに短くなると、髪の毛が成長せずに抜け毛が増えて薄毛の症状があらわれるようになります。

 

生まれつき遺伝などで細毛という場合もありますが、男性・女性に関係なく、細毛に悩んでいる人は多く見られます。ここでは、なぜ髪の毛は細くなってしまうのか、その原因と改善方法について見てみましょう。

 

細い毛と太い毛の違いとは?

髪の毛の構造は、内側から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」の3つが、巻き寿司のような状態で成り立っています。髪の毛の太さは「コルテックス」の量で決まるので、コルテックスの量が多い人は髪の毛が太く、コルテックスの量が少ない人は細毛ということになります。

 

太い毛は丈夫で少ない量だとしてもボリュームが感じられますが、細毛は弱々しくて抜けやすいため、髪の毛がペタッとしてしまい、ボリュームがない印象です。コルテックスの量は体質もありますが、髪の毛への栄養状態でも大きく変化するため、食生活の見直しや規則正しい生活習慣を身に付けることで改善することが可能です。

 

そもそも、細毛になる原因とは?

細毛になる原因は、主に生活習慣の乱れとホルモンの影響によるものです。一般的に男性は30代前半から、女性の場合は30代後半から髪の毛が細くなりやすくなるといわれています。

 

男性の場合は脱毛ホルモンといわれている「DHT(ジヒドロテストステロン)」が増えると髪の毛の成長が阻害されて、成長しきれない細くて弱い髪の毛ばかりになり、抜け毛が増えてAGA(男性型脱毛症)の症状が見られるようになります。女性は30代後半から女性ホルモンが急激に減少するため、髪の毛が全体的に細くなり、薄毛の症状に悩まされる人が増えてきます。

 

また、ジャンクフードや外食が多いなどの栄養バランスの偏りは、健康な髪の毛をつくるための栄養が不足してしまいます。さらに、ストレスや運動不足などで血行不良が引き起こると、頭皮環境が悪化して健康な髪の毛をつくり出せないばかりでなく、今ある髪の毛もやせて細くなり、抜け毛が増えてしまいます。

 

細毛を改善するためには?

細毛を改善するためには、まずは食生活の見直し、不規則な生活習慣を正すことから始めましょう。健康な髪の毛をつくり、今ある髪の毛を維持するためには、たんぱく質・ミネラル・ビタミンを中心に栄養バランスの良い食事を心掛けることが大切です。ストレスなどを多く感じている人は、溜め込まないように自分に合った解消方法を見つけてリフレッシュしましょう。

 

合わせてウォーキングやストレッチなど、軽い運動をとり入れることで血液循環が良くなり、頭皮の血行不良の改善にもつながります。日付が変わる前には就寝し、成長ホルモンが多く分泌され、髪の毛がつくり出される毛母細胞がもっとも活発になるゴールデンタイム(22:00~2:00)の間にできるだけ睡眠をとるように心掛けましょう。

 

また、髪の毛の土台である頭皮を清潔に健やかに保つため、頭皮環境を整える育毛シャンプーをとり入れるのも良いでしょう。細毛は刺激に敏感なので、「ラウリス硫酸ナトリウム」「ラウリル硫酸ナトリウム」などの石油系界面活性剤が配合されているシャンプーは避け、頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーや無添加シャンプーを選びましょう。

 

切れ毛の原因と正しい対策

「切れ毛」とは字のごとく、髪の毛が途中でブチッと切れてしまっている状態を指します。髪の毛の一番外側にあるキューティクルが髪の毛を守れなくなっているために起こる現象で、髪の毛がかなりダメージを受けているSOSだといっても過言ではありません。

 

一見、大きな問題はなさそうな切れ毛ですが、そのまま切れ毛を放っておくと、広がった毛先の断面から水分が失われていくために髪の毛はさらに傷み、さまざまな髪の毛のトラブルの原因になってしまいます。美髪を保つためにも、切れ毛の原因と正しい対策を学んでおきましょう。

 

切れ毛の原因とは?

①女性ホルモンの影響

切れ毛は主に女性ホルモンによる影響が大きいといわれています。女性ホルモンは男性の体内にも存在するホルモンで、髪の毛の成長を促す作用がありますが、何らかの要因で女性ホルモンが乱れると切れ毛が起こりやすくなってしまいます

 

女性の場合は年齢とともに女性ホルモンの分泌量が減少し、髪の毛が細く弱くなることで、切れ毛が引き起こります。男性の場合も同様で、女性ホルモンが減少し、脱毛ホルモンといわれる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が生成されることでAGA(男性型脱毛症)の症状が見られるようになると、切れ毛や抜け毛が増えてきます。

 

②静電気の影響

髪の毛には電気を溜める性質があるため、乾燥する時期になると静電気が起こりやすくなります。静電気は髪の毛の電気を溜める性質を利用して髪の毛の中に帯電し、指先などを通じて放電しますが、髪の毛にとっては大きな刺激となるため、切れ毛の原因になってしまいます。

 

③紫外線の影響

紫外線は髪の毛の主成分であるたんぱく質を破壊し、髪の毛の表面を保護しているキューティクルを剥がしてしまいます。そのため、髪の毛の内部の水分が蒸発し、栄養分までもが流れ出てしまい、切れ毛などの症状があらわれます。

 

また、髪の毛を黒くするメラニン色素が紫外線によって分解されてしまい、赤茶色に退色してしまいます。赤茶色でパサパサの切れ毛になってしまうのは、そのためです。

 

④ダイエットの影響

特に若い女性に見られる過度なダイエットや間違ったダイエットは、栄養不足に陥り、髪の毛にも悪影響を与えてしまいます。健康な髪の毛をつくるため、健康な髪の毛を維持するためには、良質なたんぱく質・ミネラル・ビタミンを中心に、栄養のバランスの良い食事を摂ることは基本です。ダイエットが必要な場合には、極端な食事制限は止め、栄養を摂りつつ摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増やすことが大切です。

 

⑤ダメージによる影響

髪の毛が乾燥する一番の原因は、キューティクルが剥がれたり、めくれるなどし、髪の毛の内側から水分が蒸発して栄養分が流出してしまうからです。キューティクルがダメージを受ける原因は、日常生活の中にたくさん潜んでいます。

 

例えば、タオルドライを行うときに髪をゴシゴシ擦ってしまったり、必要以上にドライヤーの熱を当てたり、高温のアイロンを毎日使っているなどは、髪の毛にとってダメージが大きく、切れ毛が起こる原因になっています。また、ナイロンのヘアブラシは静電気が起こりやすいので、髪の毛にとってダメージが大きいため、切れ毛が気になる場合には使用を止めましょう。

 

切れ毛を予防するためには?

切れ毛は、シャンプー前にちょっとしたひと手間を加えるだけでも予防することができます。毎日の習慣にして、切れ毛が引き起こらない環境をつくりましょう。

 

髪の毛が乾いている状態で丁寧にブラッシングをし、もつれや汚れを落とす

毛先を中心にオイルを塗布して軽く温めたタオルで頭全体を覆い、毛穴を開く

指の腹を使って頭皮をマッサージして血流を促進する

 

切れ毛を防ぐには、低刺激のシャンプーで頭皮環境を整えることも重要なポイントです。頭皮に刺激となる強い洗浄力が配合されているシャンプーは避け、アミノ酸系シャンプーや無添加のものを選びましょう。また、ドライヤーをかける前に、ヘアオイルを塗布するとダメージを受けた髪の毛の修復ができ、ドライヤーの熱から守ることもできます。

 

もしも、切れ毛ができてしまった場合には、放っておかずに毛先をカットしましょう。切れ毛が少ない場合には自宅で処理もできますが、全体的にある場合は美容室でカットすることをおすすめします。

 

くせ毛の原因と正しい対策

くせ毛は髪の毛をセットするときにも大変で、特に湿気が高い日などは思うようにいかず、イライラしてしまうという方も多いのではないでしょうか? くせ毛は遺伝も一つの原因ですが、その確率は非常に高く、両親ともにくせ毛の場合は90%以上、片方の親がくせ毛の場合は70%ほど遺伝するといわれています。くせ毛は毛根に問題があることが多く、ここからどのように髪の毛が生えているかによって、くせ毛なのか直毛なのかが決まります

 

実は、くせ毛には先天性と後天性の2種類に分けられます。先天性の場合は遺伝によるものですが、成長に伴い、髪質が変化する場合もあります。また、年齢とともに直毛からくせ毛に変化していく後天性のくせ毛の原因は主に頭皮環境の変化だと考えられています。ただ、日本人の約90%は直毛で生まれてくるという説もあり、くせ毛に悩んでいる多くの場合は後天性のものとも考えられています。

 

くせ毛の種類とは?

くせ毛と一言でいっても、その種類はさまざまで、大きくわけると4つに分けられます。

波状毛

日本人にもっと多いくせ毛です。前髪や生え際がうねりやすいのが特徴で、湿気の多い日にはさらにうねりが強くなったり、広がったりすることで悩む人が多いタイプのくせ毛です。

捻転毛

髪の毛が縄のように不規則に捻じれているくせ毛で、ブラッシングなどで絡みやすく、擦れて切れ毛になったり、パサつきやすいタイプのくせ毛です。

連球毛

アフリカ系に多く見られるタイプのくせ毛で、髪の毛の表面がボコボコしていて、太さも細い髪の毛や太い髪の毛が混ざり均一ではありません。日本人にはほとんど見られないくせ毛です。

縮毛

髪の毛が縮れた状態で、毛根部分から捻じれ、豆のような毛状になっているのが特徴のくせ毛です。

 

くせ毛の原因とは?

遺伝

くせ毛の原因の中でもっとも多いと考えられているのが遺伝です。両親ともがくせ毛の場合は90%以上、片方の親がくせ毛の場合は70%ほどと、高い確率で遺伝するといわれています。

毛根・毛穴の歪み

髪の毛は内側からメディラ・コルテックス・キューティクルの3層で成り立っています。メディラを取り囲むコルテックスは、柔らかい繊維状のたんぱく質と、硬い繊維状のたんぱく質が詰まって縦に繋がっていますが、たんぱく質が均等の場合は直毛、偏っている場合はくせ毛になるといわれています。また、毛穴が歪んでいると髪の毛は曲がって生えてくるためくせ毛になってしまいます。

髪の毛の水分不足

健康な直毛の場合は髪の毛の根元から毛先までの水分量が一定して潤っていますが、何らかの原因で髪の毛がダメージを受けたり、ケア不足で水分量が不足している場合は、髪の毛が曲がってくせ毛になってしまいます。

毛穴詰まり

頭皮の毛穴に汚れや余分な皮脂が詰まってしまうと、毛穴が楕円形に変形し、髪の毛にくせがでてしまいます。また、毛穴詰まりはくせ毛になるだけでなく、栄養が行き渡らなくなるため、細くて弱々しい髪の毛になってしまいます。

頭皮環境の悪化

加齢・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・血行不良・毛穴詰まりなどが原因で頭皮環境が悪くなると、後天的にくせ毛になってしまいます。直毛の人の毛根は円形ですが、くせ毛の人の毛根は楕円形に歪んでいるため、髪の毛が伸びても歪んだ状態となり、くせ毛になります。

 

くせ毛の対策方法とは?

くせ毛は毛穴の歪みが大きな原因であることがわかりましたが、毛穴の歪みを直毛の人の毛穴のように円形に修正することはできません。ただ、うねった髪の毛を真っ直ぐに伸ばすことは可能です。湿気が多い日でもセットがしやすいように、くせ毛はどのように対策をするのがベストなのかを見てみましょう。

ストレートパーマ

ストレートパーマは、くせのついた髪の毛をウエーブをつけるパーマと同じ薬剤を使用して真っ直ぐに伸ばします。パーマ液で髪の毛を真っ直ぐにする方法なので、一時的には真っ直ぐになりますが、2~3ヶ月ほどすると再びくせが出てきて元に戻ります。

縮毛矯正

縮毛矯正用の薬剤を使用したあとに、専用のアイロンの熱の力で髪の毛を真っ直ぐにする方法です。真っ直ぐでサラサラの髪の毛になり、ストレートパーマよりも長持ちするというメリットがある反面、薬剤と熱を加えるため、髪の毛への負担はかなり大きいのがデメリットです。頻繁に行うのは髪の毛が傷んでしまうため、注意が必要です。

パーマをかける

くせ毛で悩んでいる場合、真っ直ぐにすることにこだわりがちですが、逆にパーマスタイルを楽しむという方法もあります。くせを残したまま、毛先だけパーマをかけるなど、くせ毛だからこそできるヘアスタイルを美容師さんと相談しながらつくるのも良いでしょう。

くせを活かしたカットをする

パーマをかけるのに抵抗があるという人は、くせをお洒落に活かしたカットにしてもらいましょう。直毛の人がパーマをかけるのを逆手にとった方法です。「パーマをかけてるの?」と思われるような髪の毛の流れや、ボリューム感を出せるようなカットを美容師さんと相談してとり入れてみましょう。

自宅でできるくせ毛の対策方法とは?

ストレートパーマや縮毛矯正はお金もかかるし、かけ続けないといけないとなると、髪の毛のダメージも心配という人も多いと思います。くせ毛を真っ直ぐにするのも一つの方法ですが、逆手にとって、くせ毛を活かすのも一つの方法です。自分に合ったくせ毛対策・ヘアスタイルを見つけ、くせ毛と上手く付き合っていきましょう。

シャンプーはくせ毛専用を選びましょう!

くせ毛であっても髪の毛が健康であれば、全体的にまとまりが良く広がりを抑えることができます。健康な髪の毛を手に入れるためには、シャンプー選びが重要なポイントになります。くせ毛におすすめのシャンプーは、頭皮や髪の毛にやさしいアミノ酸系シャンプーやスカルプ系シャンプーです。より効果を得たい場合には「くせ毛専用」のシャンプーを選ぶと良いでしょう。

 

ドラッグストアなどで安価で販売されているシャンプーは、強い洗浄剤が配合されているものがほとんどで、髪の毛がダメージを受ける原因となり、くせ毛をさらに悪化させてしまいます。シャンプーをするときには、頭皮をマッサージするように指の腹で洗い、毛穴詰まりやすすぎ残しがないようにしっかりと洗い流すことが大切です。

ドライヤ-は髪の毛の根元を起こすように!

くせやうねりが軽い場合には、ドライヤーの使い方を変えるだけでも、くせ毛が落ち着きます。くせ毛の場合、広がるのが嫌で上から押さえつけるようにドライヤーをかけている人が多く見られますが、髪の毛の根元を起こすようにドライヤーをかけると全体的な広がりを抑えることができます。ドライヤーは髪の毛の根元を起こすように、手ぐしで髪の毛を少しだけ引っ張るようなイメージでかけるとくせが落ち着きます。

自然乾燥は絶対にNG!

髪の毛が傷むのが嫌で、タオルドライのあと、ドライヤーをかけずに自然乾燥させているという人は大きな間違いです。濡れた髪の毛はキューティクルが開いた状態なので、剥がれやすくなっています。また、水分や栄養が抜けやすくなっているため、お風呂上がりはすぐに髪の毛をドライヤーで乾かしましょう。

 

乾燥は髪の毛が広がりやすくなって、くせ毛の場合は特にセットがしにくくなってしまいます。お風呂上がりの自然乾燥を止めただけでもキューティクルが整うので、指通りが良いツヤのある髪の毛になります。

くせ毛の正しいブラッシング方法とは?

くせ毛にとって、ブラッシングは重要な役割を果たします。ブラッシングは、シャンプー前に行うことで頭皮の汚れを落として毛穴詰まりを防ぐことができ、血行促進効果もあるので頭皮環境を整える効果も期待できます。ただ、重要なのは、自分の髪質や目的にあったヘアブラシを選び、正しくブラッシングすることです。間違ったブラッシングは髪の毛や頭皮を傷めてしまい、さらにくせ毛を悪化させる原因になってしまいます

 

くせ毛を抑える一つの方法としておすすめなのが、ドライヤーをかけながらブラッシングを行うことです。頭頂部から下に向かってドライヤ-を当て、ブラッシングをするとくせ毛を抑えてまとまりやすくなります。ヘアブラシは静電気が起こりやすいナイロン製は避け、獣毛のものを選びましょう。ブラッシングの際に絶対に避けるべきことは「濡れた髪をブラッシングしない」「下から上に向かってブラッシングしない」です。どちらもキューティクルを傷めて剥がしてしまうため、必ず乾いた髪の毛を上からブラッシングするように心掛けましょう

就寝中はビニール袋で枕を包む!

お風呂上がりのドライヤーを完璧にマスターしたとしても、意外と盲点になっているのが、就寝中です。就寝中は、枕による摩擦で髪の毛が大きなダメージを受けています。髪の毛は、ドライヤーやヘアアイロンの熱、パーマやカラーリングの薬剤、紫外線以外にも、引っ張ったり擦れたりすることで大きな負担が掛かってしまいます。就寝中は、髪の毛が何時間も枕との摩擦を受けているため、想像以上にダメージを受けています

 

特にくせ毛の場合には、寝起きに爆発したようにボサボサになっているという人は多く見られます。ドライヤ-やカラーリングの頻度に注意を払っているのに、なかなか改善しないという場合には、枕によるダメージが大きいことが考えられます。就寝中の枕の摩擦を軽減するためには、摩擦の起こりにくいシルク素材の枕カバーや髪の毛にダメージを与えにくい柔らかい枕を使うと良いとされていますが、柔らかい枕が苦手という人も少なくありません。実際、枕を変えると眠れなくなるという人は多く見られますよね。

 

そこで、おすすめなのが今使用している枕をビニール袋に包むことです。意外と思われるかもしれませんが、枕をビニール袋で包むことで表面がツルツルになり、寝返りを打っても摩擦が起こりにくく、寝癖がつきにくくなります。ただ、お風呂上がりの髪の毛は必ずしっかりと乾かしてから就寝するようにしましょう。

 

白髪の原因と正しい対策

白髪については完全に解明されていないものの、多くの研究が実施された結果、その原因や正しい対策が少しずつ明らかになってきています。白髪というと、日本人の場合、黒い髪の毛が白くなったものと思われがちですが、実は私たちの髪の毛はもともと白であり、メラノサイト(色素細胞)の作用で黒になっています

 

髪の毛は毛母細胞が細胞分裂を繰り返しながらつくられていますが、誰しもが年齢とともに細胞の働きは低下していきます。メラノサイトが活発に作用するために必要な酵素「チロシナーゼ」の働きも30代半ば頃から低下するために、年齢を重ねるごとに白髪が増えてしまいます。

 

白髪の原因とは?

白髪の原因は、年齢とともに衰える細胞の働きだけではありません。共通していえることは、髪の毛を黒くするメラニン色素が十分につくられなくなるという点ですが、白髪を引き起こす主な原因を見てみましょう。

食生活の乱れ

髪の毛は毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことでつくられ、メラノサイトがメラニン色素をつくり、白い髪の毛を黒くしています。その過程で必要なのは食べ物から摂取する栄養素です。メラニサイトはメラニン色素を生成するときに「チロシナーゼ」という酵素が必要です。メラノサイトを活性化する栄養素として挙げられるのはビタミンB12・葉酸などです。

 

また、チロシナーゼはもともと体内に存在するアミノ酸ですが、チロシナーゼを活性化させるためには必須アミノ酸なども必要です。つまり、健康な髪の毛をつくるのと同様に、髪の毛を黒くするためにも栄養バランスの良い食事は基本だということです。頻繁にコンビニ弁当や外食などで栄養が偏っていたり、食品添加物の多いものを摂っていると、必要な栄養素が不足してしまい色素の生成もできなくなってしまいます。

睡眠不足

白髪の原因の一つに挙げられるのが「成長ホルモンの減少」です。私たちは睡眠中に成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や再生が行われています。成長ホルモンは22:00~2:00に多く分泌されていて、その時間帯は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、白髪だけに限らず、健康や美容のためにも重要なカギを握っているといっても過言ではありません。睡眠不足は私たちの体にさまざまな悪影響が及ぼされるということです。
また、睡眠不足が原因で血行不良が起こると、頭皮の血流も悪くなり、髪の毛に必要な栄養と酸素が十分に行き渡らなくなってしまいます。頭皮は毛細血管の集まりで、体の末端にあるため、血行不良が引き起こると、命に関わる臓器などから優先的に血液が送られるため、命に関わることのない髪の毛への栄養は後回しにされてしまう結果、メラノサイトも減少するために白髪が増えてしまいます。

ストレス

大きな悩みを抱え「一晩で髪の毛が真っ白になった」という話を聞いたことがある人も多いと思いますが、ストレスが原因の白髪は、大きな精神的ショックを受けることで頭皮に負担が掛かり、一時的に色素をつくる働きができなくなることで引き起こる症状です。

 

一時的な現象なので、ショックが治まることで改善は可能です。1本の髪の毛が「白⇒黒⇒白⇒黒」と縞模様のようになっている場合には、ストレスや睡眠不足が原因であるといわれています。

 

白髪の正しい対策とは?

年齢とともに白髪は増えていくのが一般的ではありますが、食生活や生活習慣の見直しをすることで、予防することは可能です。黒髪を少しでも長く維持するために、日常生活の中で、白髪が増える原因を少しでも排除していきましょう。

白髪に効果的な栄養素を積極的に摂る!

白髪を予防するには、栄養バランスが重要なカギとなります。髪の毛は、90%以上がケラチンというたんぱく質でできています。また、髪の毛の黒色をつくり出すメラニン色素の原料も、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸です。髪の毛を黒くするためには「ヨード」「チロシン」「銅」などの栄養素が必要です。

 

しかし、栄養素は何かを多く摂れば良いというわけではありません。チロシンを働かせるには銅が必要であったり、細胞に酸素を運ぶ鉄・メラニサイトを活性化するカルシウム・メラニン色素の合成をサポートするビタミンなど、白髪を予防するためには、実にさまざまな栄養素が必要です。食事は、ヨードが豊富に含まれる海藻類・魚介類、チロシンが多く含まれるチーズ・果物、銅が豊富に含まれる納豆・ゴボウ・玄米など、できるだけ多くの食材をバランス良く摂取することがポイントです。

乱れた生活習慣を正す!

ストレス社会に生きる忙しい現代人にとって、規則正しい生活が白髪の改善だけでなく、健康に良いことは百も承知ではあっても、実行に移すとなるとそう簡単なことではありません。無理に生活を正そうとしてストレスが溜まってしまっては本末転倒です。白髪の原因である栄養バランスの偏り・睡眠不足・ストレスを、できる範囲で少しずつ改善していきましょう。

 

コンビニ弁当を減らす、いつもより30分早く就寝する、ストレス解消に趣味を始める、など、毎日の積み重ねで少しずつ生活習慣を見直してみましょう。また、ヘッドスパやヘアトニックなどで頭皮の血流を高めて頭皮環境を整えることも白髪対策につながります。

頭皮マッサージで血行促進!

年齢とともに血行不良は引き起こりやすくなります。その原因はストレス・運動不足・生活習慣などさまざまな要因が考えられます。頭皮への血流が悪くなると、髪の毛に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなり、頭皮が硬い状態になってしまいます。実際に自分の頭皮が硬くなっているかどうか分からないという人は多く見られますが、血行不良で白髪になる場合には、頭皮が硬くなっている可能性が高いといわれています。

 

頭皮環境が悪くなると、健康な髪の毛がつくれなくなるばかりではなく、健康な髪の毛を維持することも難しくなります。毎日のシャンプーのときに、指の腹を使って頭皮マッサージで血行を促進し、頭皮をやわらかくしていきましょう。頭皮への血行を良くすると、髪の毛に必要な栄養と酸素がしっかりと運ばれるため、白髪の改善にもつながります。

白髪染め

白髪を根本的に解決するのが難しい場合には、白髪染めを活用しましょう。白髪染めは、ただ髪の毛を黒くするだけでなく、潤いやツヤを与えたり、ボリュームアップさせるなどの嬉しい効果もあります。ただ、頻繁な白髪染めは髪の毛にダメージを与えてしまうため、髪の毛や頭皮にやさしい成分ものを選ぶようにしましょう。

 

白髪染めには、ヘアカラータイプ、ヘアトリートメントタイプ、シャンプータイプ、スプレータイプなど、さまざまな種類があります。自分の髪質や状況に合わせて、相性の良いものを選ぶと良いでしょう。

 

妊娠中は髪の毛が変化する!?

妊娠をすると「髪質が変わった」と感じている人は少なくありません。妊娠すると体の環境が変化するため、真っ直ぐだった髪の毛がうねってクセ毛になったり、髪の毛が細くなって切れ毛が増えたりなどのケースが見られます。キレイな髪の毛が自慢だった女性にとってはショックが大きいようですが、妊娠中にはさまざまな負担が体にかかるため、髪質の変化もその一つだと理解しておきましょう。

 

妊娠中に髪質が変化するのは、胎児に栄養を吸収されているからです。胎児にたくさんの栄養を吸収されることで、妊婦本人へ栄養が届きにくくなってしまいます。また、一般的に妊娠中は女性ホルモンが増加するため、髪の毛や体毛が濃くなるといわれていますが、ホルモンバランスの影響でヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増える場合もあります。

 

妊娠中のヘアケアで注意すべき点は?

妊娠中の髪質や体環境の変化により、妊娠前に使用していたシャンプーやトリートメントが合わなくなる場合があります。妊娠中はニオイに敏感になるため、体が受けつけなくなることもあるでしょう。また、肌も敏感になるので、妊娠中は肌にやさしい、穏やかでリラックスできる香りのシャンプーやトリートメントがおすすめです。

 

強い洗浄成分である「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸アンモニウム」などが使用されている高級アルコール系のシャンプーは避け、天然由来のアミノ酸系シャンプーなど頭皮にやさしい成分のシャンプーを選ぶようにしましょう。ヘアケア製品の中には、妊娠中には刺激が強すぎるものもあるので、成分表は必ずチェックして確認しましょう

 

妊娠中に抜け毛が気になる場合、育毛アイテムを使用することもあると思いますが、妊娠中のミノキシジルの使用は有害だとされています。このように、妊娠中に使用することで胎児へ影響を及ぼすものもあるため、妊娠中のヘアケア商品は天然由来成分のものや、女性専用のものを選び、抜け毛が気になる場合には塗布するタイプを選び、内服薬タイプの育毛剤は使用しないようにしましょう。