原因① 過度のストレス
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)は、聞きなれないという方も多いと思います。中には、初めて知ったという方も多いかもしれません。
「ひこう(粃糠)」とは「ぬか」のことで、細かい米ぬかのような大量のフケが出ることから、ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)と呼ばれ、大量に発生したフケが毛穴を塞ぐために炎症が起こり、髪の毛の成長を阻害してしまう脱毛症の一つです。
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の原因はさまざまな要因が考えられていますが、過度のストレスが大きく関係しています。
私たちはストレスを感じると、自律神経の交感神経が活発になり、血管が収縮しやすくなるため、血行不良が起こりやすくなります。血行不良が起こると、体の末端にある頭皮までの血流が悪くなり、髪の毛に必要な栄養が毛母細胞まで行き渡らなくなってしまいます。
また、自律神経のバランスが乱れるために、体温の低下や代謝が悪くなるなど、体にさまざまな支障をきたしてしまいます。過度のストレスは、ホルモンバランスも乱れてしまうため、抜け毛・薄毛の大きな原因になってしまいます。
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)に限らず、慢性的なストレスは、さまざまな髪の毛のトラブルを引き起こす原因になるため、ストレスを溜めこまないように注意することが大切です。
原因② 睡眠不足
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)は、大量に発生したフケが毛穴詰まりの原因となり、そこに雑菌が繁殖することで炎症が起こり、抜け毛・薄毛が発生する脱毛症の一つです。
フケは、髪の毛を洗っていない人が出るもので、不潔な印象を持っている方が多いと思いますが、ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の場合は、肩にポロポロと落ちるフケとは異なり、白~グレーがかった色の固まったフケが特徴で、どんなにシャンプーをしても減ることはなく、かゆみもなくなることはありません。
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の原因はさまざま考えられますが、睡眠不足もその一つです。
睡眠不足は、健康を害するだけでなく、全ての脱毛症に悪影響を及ぼすといっても過言ではありません。私たちは、眠っている間にダメージを受けた細胞の修復・再生が行われます。また、22~2時はゴールデンタイムといわれ、成長ホルモンが多く分泌されることは広く知られています。
忙しい現代人にとって、ゴールデンタイムに睡眠をとることはなかなか難しいことかもしれませんが、健康な髪の毛を育成し、ダメージを受けた細胞の修復や、ウイルス・細菌などの駆除を行うためには、なるだけ日付けが変わる前に就寝することが理想だといえるでしょう。
慢性的な睡眠不足は、体の機能を低下させてしまうため、髪の毛をつくる毛母細胞を活性化することもできません。毎日同じ時間帯に就寝・起床し、体のリズムを整えて質の良い睡眠を心掛け、ダメージを受けた細胞を修復していきましょう。
原因③ 運動不足
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の原因は、さまざま考えられますが運動不足による血行不良も原因の一つです。
血行不良になると、健康な髪の毛をつくるために必要な栄養が毛母細胞まで行き渡らなくなってしまいます。また、基礎代謝も低下するため、古い角質が剥がれ落ちにくくなり、さらにフケが大量に発生する原因にもなります。
一般的に、年齢を重ねるごとに私たちは運動不足になる傾向にあります。運動不足になると筋肉量も落ちるため、さらに代謝が低下し、体の巡りが悪くなってしまいます。ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)と運動が直接関係しているわけではありませんが、運動不足による血行不良・代謝の低下が抜け毛・薄毛の原因になっていることには違いありません。
運動といっても、わざわざジムに通う必要はありません。少し歩く量を増やしたり、エレベーターではなく階段を使うなど、毎日の生活の中で少しずつ意識して体を使っていくことで筋肉がつき、代謝がアップします。代謝が高まると血液の巡りも良くなるので、髪の毛をつくる毛母細胞にまでしっかりと栄養が行き届くようになってきます。
原因④ 間違ったヘアケア
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の大きな特徴は、大量のフケが発生することです。女性にとっては、周りから不潔な印象を持たれてしまうこともあり、大きな悩みとなってしまいます。
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)の場合は、どんなにシャンプーをしても、フケがなくなることも、かゆみがなくなることもありません。そこで起こりがちなのが、間違ったヘアケアを行うことで、さらにひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)を悪化させてしまうことです。
ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)で発生するフケは「乾燥フケ」です。乾燥フケは頭皮が乾燥することで起こります。つまり、過剰なシャンプーは、さらにフケを大量発生させる原因になってしまいます。
過剰なシャンプーや刺激の強いシャンプーを使用すると、必要な皮脂までも洗い落してしまい、頭皮をさらに乾燥させてしまいます。シャンプーは頭皮にやさしいアミノ酸系を選び、シャンプーは過剰にすることがないように注意しましょう。