食生活を見直して髪を育てましょう!
びまん性脱毛症を改善するためには、まず毎日の食事を見直すことから始めてみましょう。髪の毛の90%以上は、たんぱく質「ケラチン」からつくられています。ケラチンは、18種類のアミノ酸から形成されているため、たんぱく質の摂取は欠かすことはできません。
つまり、たんぱく質が不足すると、髪の成長が促進されないということです。たんぱく質には「植物性たんぱく質」と「動物性たんぱく質」のどちらも必要なので、バランス良く摂取するように心掛けましょう。
良質なたんぱく質が多く含まれる食品は、肉・魚・牛乳・卵・大豆・おからなどです。ケラチンに一番近い食品は「発酵食品」といわれていますので、納豆や味噌などを毎日の献立に摂り入れましょう。
また、たんぱく質の吸収をサポートするミネラルも欠かせません。特に「亜鉛」は、ケラチンが形成されるときに必要な栄養素です。牡蠣・レバー・うなぎ・大豆製品・チーズなどに含まれているので、たんぱく質と一緒にしっかり食べるようにしましょう。
さらに、抗酸化作用のあるビタミンが豊富な緑黄色野菜や果物もバランス良く食べましょう。健康な髪の毛を育てるには、バランスの良い栄養が必要です。
ただ、毎日のことなので、難しいかもしれません。食事からバランス良く栄養を摂取するのが理想ですが、ストレスになるのも髪の毛のためには良くないので、サプリメントなどで補うのも良いでしょう。
運動や入浴で血流を高めましょう!
びまん性脱毛症を改善するためには、血流を良くすることが大切です。血流が悪いと髪の毛に必要な栄養分が行き渡らず、健康な髪の毛を育てることはできません。
血流が悪くなる原因は、ホルモンバランスの乱れや加齢など、さまざまな要因が考えられますが、運動不足が加わると、代謝機能も低下してしまうため、さらに血行不良を悪化させてしまいます。
健康な髪の毛や頭皮環境を整えるためにも、全身の血液の巡りを良くすることが大切です。日常生活の中に適度な運動を取り入れ、筋肉を鍛えて代謝を高め、血流を促進して毛母細胞にまでしっかりと栄養が運べるようにしましょう。
運動というと、ジムに通うなど、わざわざ運動をする環境をつくらなければ・・・と思われるかもしれませんが、そんな必要はありません。少し歩く距離を延ばしたり、エレベーターを使わずに階段を上るなど、ストレスにならない体の動かし方から始めましょう。
また、夜はシャワーではなく、湯船に浸かることで体がしっかりと温まり、血流が促進されます。特に夏場はシャワーで済ますという方も多いと思いますが、現代人はエアコンなどで自分が思っている以上に体が冷えている場合があります。冷えは血行不良のもとなので、季節に関係なく、湯船に浸かる習慣をつけましょう。
睡眠の質を高めましょう!
現代人の多くが睡眠不足といっても過言ではないかもしれません。睡眠は、健康維持のためにはもちろんですが、髪の毛にとっても重要な役割を果たしています。
睡眠中には、体のさまざまな器官を休ませて修復したり、自律神経を正して心のリズムを整えます。また、22~2時の間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンが多く分泌され、細胞分裂が活発に行われます。
つまり、睡眠不足になると、新陳代謝が正常に行われず、体のさまざまな機能が低下し、健康な髪の毛も育たないということです。
髪の毛を生成・成長させるには、毛母細胞を活性化させる必要があります。忙しい現代人にとっては、22~2時のゴールデンタイムに睡眠をとることは、なかなか難しいかもしれませんが、夜遅くまでスマホやパソコンをいじったりせずに、なるだけ日付が変わる前には就寝する習慣をつけましょう。同じ時間帯に就寝・起床することで、体のリズムが整い、質の良い睡眠にもつながります。
ホルモンバランスを整えましょう!
びまん性脱毛症は、女性特有の脱毛症です。その原因はさまざまですが、主に女性ホルモンの減少やバランスの乱れが挙げられます。
女性ホルモンのピークは20代で、それ以降はどんどん減少していきます。特に40代~50代になると、更年期や閉経の影響で急激に女性ホルモンが減少するため、抜け毛・薄毛で悩む女性が一気に増えてしまうのです。
女性ホルモン「エストロゲン」には、髪の毛の成長を促進する作用があるため、年齢を重ねるごとに、イソフラボンを摂取するなどして、女性ホルモンのバランスを整えていく必要があります。イソフラボンには、エストロゲンに似た働きが認められています。
女性ホルモンが減少すると男性ホルモンが優位になり、抜け毛・薄毛を悪化させてしまう可能性があるため、ホルモンバランスが崩れないように、豆腐・納豆・味噌など、イソフラボンを多く含む大豆製品を積極的に補っていきましょう。
マッサージで頭皮環境を整えましょう!
頭皮には、細い毛細血管がたくさんあるので、血流を良くする必要があります。血行不良が起こっていると、せっかく摂った栄養分もしっかり行き渡らず、健康な髪の毛をつくる毛母細胞も活性化しません。
頭皮環境が悪くなると、頭皮が硬くなってしまうので、抜け毛・薄毛を進行させる原因にもなりかねません。頭皮の血行を良くするためには、シャンプーのときにでも頭皮をゆっくりと揉み、滞っている毛細血管に刺激を与えてあげましょう。
円を描くように頭皮を揉みほぐしたり、頭皮をつかむように力をいれてマッサージするなど、自分でやりやすい方法で継続すると良いでしょう。その際の注意点は、爪などで頭皮を傷つけないようにすることです。スカルプシャンプーと併用すると、相乗効果が期待できます。