育毛 生活習慣

生活習慣の乱れはハゲの始まり~薄毛対策は日常の見直しから~

栄養が偏った食事

私たちの体は食事からの栄養でつくられています。生きていく上で、栄養をしっかりと摂るということは基本中の基本です。現代社会には食べ物が溢れているため、自炊をしなくても手軽に食事を摂ることができるので便利な反面、栄養の偏りで体にさまざまな悪影響が及ぼされることも多く見られます。その一つが抜け毛・薄毛です

 

健康で丈夫な髪の毛をつくるためには、バランス良く栄養を摂る必要があります。髪の毛は約90%以上が「ケラチン」というたんぱく質でできています。髪の毛原材料はたんぱく質だということです。しかし、たんぱく質だけを摂れば髪の毛がつくれるかというと、そうではありません。

 

食事から摂ったたんぱく質は、体内で再構成されて「ケラチン」がつくり出されます。そのときに必要なのが「亜鉛」です。亜鉛が不足すると、ケラチンはつくり出されないため、髪の毛の原材料がなくなるというわけです。

 

さらに、肉類や脂っこいものばかりを好んで食べていると、頭皮の過剰分泌や血行不良の原因となり、毛穴詰まりや頭皮環境の悪化が引き起こります。健康な髪の毛をつくり、頭皮環境を健康に保つためには、たんぱく質・ミネラル(亜鉛)ビタミンを中心に、栄養バランスの良い食事を心掛けましょう

 

慢性的な睡眠不足

現代人の多くが「睡眠不足」だと感じているのではないでしょうか。睡眠不足は心と体にさまざまな悪影響を及ぼします。抜け毛・薄毛もその一つです。睡眠不足と抜け毛・薄毛は一見関わりがないように思われるかもしれませんが、睡眠と髪の毛には密接した関係があります。

 

実は1日の中でもっとも髪の毛がつくられているのは睡眠中なのです。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、ダメージを受けた細胞の修復・再生が行われます。髪の毛の約90%はたんぱく質でできていますが、そのたんぱく質の合成を促進するのも成長ホルモンです。しかし、慢性的な睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が減少し、髪の毛の成長も阻害されてしまいます

また、睡眠不足はストレスが蓄積され、血行不良を引き起こす原因になり、抜け毛・薄毛を進行させる悪循環へ陥ってしまいます。成長ホルモンがもっとも分泌されるのは22時~2時なので、なかなか難しいかもしれませんが、この時間帯に睡眠をとることが理想だといえます。

 

間違ったシャンプー方法

抜け毛・薄毛が気になる場合、シャンプーは恐怖の時間帯だと感じる人も少なくありません。排水溝に溜まった抜け毛を見るとシャンプーをするのが怖くなり、抜け毛を減らすためにシャンプーの回数を減らして、何日も洗わないなどという人も多く見られます。抜け毛・薄毛を予防するためには、頭皮環境を健康に保つことが大切です。

 

シャンプーをするのが怖いからと頭皮を不潔な状態にしていると、毛穴に皮脂や汚れが詰まり、さらに抜け毛・薄毛を進行させる原因になってしまいます。また、反対に過剰なシャンプーや爪を立ててゴシゴシ洗うことも絶対にNGです。

 

シャンプーは、1日に1回を目安に、指の腹で頭皮をマッサージするようにやさしく洗うことがポイントです。また、シャンプーのすすぎ残しがないよう、すすぎは念入りに行いましょう。

 

慢性的なストレス

「ストレスで10円ハゲができた」という話を聞いたり、実際に体験された人もいらっしゃるでしょう。ストレスは、抜け毛・薄毛と深い関係があります。

 

健康な状態の人が、たまにストレスを受ける分には、交感神経が活発になることで心臓の動きも活発になり、血圧が上昇してたくさんの血液が送り出されることで栄養補給やストレスに対応することができるので問題はありません。しかし、慢性的にストレスを受けるようになると自律神経が乱れ、血管が収縮することで血行不良が引き起こります

 

血行不良が起こると、体の末端にある頭皮へ栄養が行き渡らなくなり、髪の毛に必要な栄養が不足し、さらに抜け毛を増やす原因になってしまいます。また、ストレスで内臓の働きが低下すると、髪の毛に必要なたんぱく質やミネラルの合成が阻害されるといわれています。ストレスは溜め込まないように上手く解消していくことが大切です。

 

過度の飲酒

昔から「お酒は百薬の長」といわれており、適度な飲酒はストレス解消や血行促進にもなるので、メリットもありますが、過度な飲酒は抜け毛・薄毛の原因につながります

 

アルコールは肝臓で分解され「アセトアルデヒド」という物質に変化します。適度な飲酒であれば、アセトアルデヒドは無害な「酢酸」へさらに分解されて何の問題もありませんが、過度の飲酒によってアセトアルデヒドの分解が追い付かず、血中に流れ込んでしまうと、アセトアルデヒドはAGA(男性型脱毛症)の原因である悪玉男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が増加し、抜け毛・薄毛を招く原因をつくります

 

また、アルコールが肝臓で分解される際には、髪の毛の元になる成分がエネルギーとして使用されるため、髪の毛に必要な栄養が不足する要因になると考えられています。楽しくなるとつい飲み過ぎてしまうという人も多いと思いますが、アルコールは健康のためにも適量の摂取を心掛けましょう。

 

喫煙

「タバコは百害あって一利なし」といわれています。タバコには200種類以上の有害物質が含まれていて、体に悪影響が及ぼされることは誰もが知るところです。抜け毛・薄毛もその影響の一つです。タバコに含まれる「ニコチン」には血管収縮作用があり、全身の血流を悪くすることが分かっています。

 

また、タバコを吸うと大量のビタミンが破壊され、その吸収が阻害されます。ビタミンは、髪の毛がつくられる際に重要な役割をになっている成分です。さらに、タバコは酸素の供給を妨げるため、髪の毛をつくり出す毛母細胞へ必要な酸素や栄養を運べなくなってしまいます

 

愛煙家は「タバコの害は分かっているけど、なかなか止められない」という人がほとんどだと思いますが、抜け毛・薄毛の改善や健康のためには禁煙、もしくは本数を減らすことをおすすめします。

 

運動不足

年齢とともに運動不足になるのは一般的ですが、運動不足は筋肉量が減り、血行不良が起こりやすくなります。栄養と酸素を全身に運ぶ血液は心臓から送られていますが、体の末端にある頭皮などへの流れは衰えていきます。

 

血液を体のすみずみまでに行き渡らせるためには、筋肉量を増やすことが大切です。特に「第二の心臓」との異名を持つふくらはぎの筋肉を鍛えることで、重力で下半身に溜まりがちな血液をポンプのように上半身へ送ることができるようになります。

 

わざわざ、ジムに通う必要などはありません。少し歩く量を増やしたり、ながら筋トレなど、少しずつ体を動かすことから始めてみましょう。