選択肢① AGAと診断された場合
AGAとは男性型脱毛症のことで、テレビや広告などで目にすることも多くなってきたため、近年では、その認知度も高くなってきています。
日本皮膚科学会によると、AGAの発症率は、20代で約10%・30代で約20%・40代で約30%・50代以降は40%以上、多くの男性が発症する身近な脱毛症であるとされています。
AGAと診断された場合、一昔前までは有効な治療が確立されておらず、根本的な治療ができなかったため、かつらや植毛での対処方法しかありませんでした。
しかし、近年ではAGAに有効な飲み薬や塗り薬、さらには、自分の細胞から成長因子を採取して髪の毛に注入する「再生毛髪治療」など、さまざまな治療方法が普及しているので、ご自身が望んでいるような頭髪を取り戻すことがある程度可能になってきました。
今は、何もせずに諦めるという時代ではありません。
日本のAGA治療は、日本皮膚科学会の「男性型脱毛診療ガイドライン」に沿って行われています。
選択肢② 育毛・発毛が難しい場合
薄毛を改善するために、いろいろな自宅でのケアを試みたり、「男性型脱毛診療ガイドライン」に沿って、内服薬や外用薬で効果が実感できなかった場合、残された選択肢として「植毛」が挙げられます。
植毛は、CMなどで目にされた方も多いと思いますが、リスクや施術後のケアなどについてはあまり知られていません。植毛は、増毛効果を必ず実感できる反面、実はさまざまなリスクを伴います。
植毛治療とは、薄毛が気になる部分に髪の毛を移植する方法で「自毛植毛」と「人工植毛」の2つの方法がありますが、人工植毛は男性型脱毛症診療ガイドラインでも評価はDで、行うべきではないとされていて、現在行われている植毛のほとんどは「自毛植毛」です。
自毛植毛は、自身の毛組織を植毛するので拒絶反応が起こりにくく、定着率が高いのが特徴です。移植先の毛組織が定着すると、自毛のように成長するため、自然な仕上がりになるのも嬉しいところです。
ただ、デメリットは、AGAの進行を止められるわけではないこと、合併症のリスクがあること、自由診療なので保険適用ではないため、費用が高額であること、傷跡が残る場合もあるため、きちんと理解した上で判断することが大切です。
選択肢③ 費用面から考える場合
薄毛を改善するための育毛・発毛ケアは、さまざまな方法があることは分かりましたが、そこで気になるのが費用です。まず、医療機関での薄毛治療は全て保険適応外になります。
代表的な内服薬や、治療の費用の相場をチェックしてみましょう。
・プロペシア錠 初回5,000円~6,000円程度(2回目以降7,000円程度)
・サガ―ロ 初回5000円程度(2回目以降8,000円程度)
・ミノキシジルタブレット 10,000円程度
・外用薬 1ヵ月15,000円~18,000円程度
・育毛メソセラピー(針使用) 1回70,000円~80,000円程度
・育毛メソセラピー(針使用なし) 1回20,000円程度
・HARG療法(全体) 1回150,000円程度
・自毛植毛(1,000本) 900000円~1,000,000円程度
高い効果を得たくても、費用面で負担が大きくなると精神的にダメージを受けてしまいます。育毛・発毛ケアは、費用面が負担にならない、自分に合った治療法を選びましょう。
選択肢④ 病院を選ぶ場合
多くの男性に見られるAGA(男性型脱毛症)の治療は、皮膚科や内科でも可能ですが、育毛・発毛の効果をより高めるためには、AGA(男性型脱毛症)専門の病院がおすすめです。
AGA(男性型脱毛症)専門の治療ができる病院は、多様な育毛・発毛ができる治療環境が整えられ、AGA(男性型脱毛症)専門治療を設けていない病院と比較すると、その効果も大きく期待ができます。
ただ、病院選びのポイントとして「立地・無料カウンセリングの有無・治療の選択肢」に重きを置きましょう。治療をする場合、1~2ヶ月に1回の通院をしなくてはならないため、通いやすさは重要なポイントになります。
また、初回のカウンセリングは無料の病院がおすすめです。さらに、病院によっては治療の選択が少ない場合もあるため、事前に調べてみましょう。
病院での治療は保険適応外ですが、薬剤などの仕入れ値も異なるため、一律ではありません。費用にも差があるため、チェックしておきましょう。
選択肢⑤ 老化に負けない発毛・育毛ケア
年齢を重ねると、さまざまな変化があらわれてきます。その老化現象の一つが薄毛であり、AGA体質でないとしても、60代以降になると「老人性脱毛症」で、多くの男性が薄毛で悩み始めます。
老化現象の一つなので、進行と止めるのは難しいとされていますが、老人性脱毛症の場合は、毎日の生活習慣や、頭皮環境を良い状態に保つことで、老化を遅らせることは可能です。
男性の40代というと、働き盛りでまだ若いという印象ですが、老化はすでに始まっていますし、もっと言うと、30代からも少しずつ老化は進行しているため、将来を見据えて、早めの薄毛対策を行うことをおすすめします。
老化が始まると、血流が悪くなり、生活習慣の乱れ、栄養の偏った食事なども重なり、薄毛を進行させてしまいます。老化に負けない育毛・発毛ケアを行うためには、栄養のバランスの良い食事、適度な運動を心掛け、寝不足することがないようにしっかりと睡眠を確保しましょう。