頭皮の痛みの原因と正しい対策とは?
「最近、頭皮を触るとズキっと痛む」「シャンプーのとき頭皮がチクチクして痛い」など、頭痛とは明らかに違う頭皮の痛みがある場合、原因が分からずに不安に感じてしまっている人も多いのではないでしょうか。頭皮に傷があるのか、何か悪い病気なのか・・・心配になってしまいますよね。
頭皮の痛みは「触れて(押して)痛い「触れなくても痛い」の2種類に分かれます。痛みの種類によってその原因や取るべき対策は全くことなります。頭皮の痛みは一時的な場合もありますが、そのまま放置しておくと、悪化して抜け毛・薄毛の原因にもなりかねません。頭皮の痛みや違和感を感じたときには、原因をしっかりと把握して早めにしっかりと対策を行うことが大切です。実は、頭皮の痛みにはさまざまな原因が考えられます。一つ一つ見てみましょう。
触らなくても頭皮が痛い原因
触れなくても何だか頭皮が痛い・・・、そんなときには、どのような原因が考えられるのでしょうか?
ヘアケア剤の影響
シャンプーのあとに使用するヘアケア製品は、リンス・トリートメント・コンディショナー・ヘアパックなど、実にさまざまな種類があります。さらにはタオルドライのあとに使用するオイル・アウトバストリートメントなども人気ですよね。リンス・コンディショナーは髪の毛の表面をコーティング、トリートメントは髪の毛の内部まで美容成分を浸透させ、オイルは乾燥を防いで髪の毛にツヤを与えるなど、それぞれに役割が異なりますが、共通していえるのは、十分にすすぎができずに頭皮に残ってしまうと、毛穴詰まりを起こして頭皮環境が悪化し、頭皮の痛みが起こる場合があります。
また、ヘアカラーや白髪染めをして、突然頭皮が痛むようになったという場合は、薬剤が肌に合わなかったことが考えられます。これらには、アルコールや防腐剤などの化学物質が含まれているため、頭皮には強い刺激になってしまいます。敏感肌の場合には、ヘアカラーや白髪染めを使用する前には、パッチテストを行うことをおすすめします。
頭皮の乾燥
頭皮が乾燥している場合には、ヒリヒリと痛むのが特徴です。頭皮が乾燥するのは、必要な皮脂までも洗い流してしまうからです。皮脂は、紫外線やほこりなどの外的刺激から頭皮を守ってくれるので、頭皮にとっては必要な脂です。もともと乾燥肌の人は脂性肌の人と比べると皮脂の分泌量が少ないのですが、洗浄力の強いシャンプーを使用していたり、1日に2回以上などの過剰なシャンプーが原因でさらに頭皮に必要な皮脂を取り除いてしまい、さらに頭皮を痛めて、症状を悪化させてしまいます。
頭皮ニキビ
頭皮を触ってみてポツっとしたものがあって痛みを伴う場合は、頭皮ニキビの可能性が考えられます。頭皮ニキビは脂性の人や、シャンプーのすすぎ残しや余分な皮脂が洗い流せていないことが原因で毛穴詰まりが起こり、できやすくなります。毛穴付近は新陳代謝が活発に行われていますが、毛穴詰まりが起こると皮脂が溜まってしまい、雑菌が繁殖してしまいます。頭皮ニキビは、頭皮が汚れている場合にできやすくなるため、清潔に保つことが大切です。
分け目や結ぶ場所がいつも一緒
いつも同じ分け目にしていたり、ポニーテールやアップなど頻繁にまとめ髪をしていると、髪の毛が引っ張られた状態が長時間続くため、分け目や生え際の頭皮に大きな負担がかかってしまいます。症状がひどくなると頭皮の血流が悪くなり「牽引性脱毛症」を引き起こしてしまいます。また、いつも同じ分け目や結び目をつくっていると、その部分が集中して紫外線などの外的刺激を受けやすくなるため、頭皮が痛むようになってしまいます。
触ると頭皮が痛い原因
頭皮を触ったり、押したりすると痛い・・・、そんなときには、どのような原因が考えられるのでしょうか?
頭皮のコリ
長時間のデスクワーク、同じ姿勢でのパソコン作業などの仕事をしている人に多く見られるのが、頭皮のコリです。長時間同じ姿勢でいると、どうしても頭皮の血流が悪くなってしまいます。頭皮を触ると痛みを感じたり、頭皮が硬く張っている場合には、肩こり同様に頭皮がこっていることが考えられます。日々ストレスを感じていたり、スマートフォンを長時間見ているという人も頭皮のコリには注意が必要です。
頭部神経痛(後頭部神経痛)
頭皮を押すとズキっと痛み、ピリピリ・チクチクするのが特徴です。頭皮だけでなく、耳の奥まで痛くなる場合もあります。頭皮の痛みだけでなく、白髪が急に増えた・抜け毛が増えたという場合にも、頭部神経痛の可能性があるといわれています。ストレスや肩こりなどが原因で頭皮や筋肉にある神経が緊張状態で硬くなると、神経が圧迫されてしまうために起こります。
季節の変わり目や姿勢の悪さから神経が圧迫されて起こることもあるため、リラックスする時間を設けることが大切です。頭部神経痛の場合、めまい・嘔吐・頭痛などの症状が併発したときには、脳の病気のサインであることもあるため、脳神経外科で診察されることをおすすめします。
頭皮の痛みの正しい対策とは?
頭皮の痛みには、さまざまな原因があることが分かりました。それぞれ、どのようなことに注意し、見直せばいいのか、正しい対策方法を見てみましょう。
ヘアケア剤による痛み対策
ヘアケア剤による頭皮の痛みを改善するためには、ヘアケア剤を髪の毛の先だけにつけるようにし、頭皮に塗布しないことです。髪の毛が傷んでいる場合などには、多めにヘアケア剤を使う人も多く見られますが、適量を守ることも大切です。多めに使用すれば髪の毛の状態が良くなるわけではありません。多く使用すると、頭皮の油分が必要以上に増えてしまい、さらに頭皮環境を悪化させてしまう原因になります。また、頭皮にすすぎ残しがないように、しっかりとすすいで洗い流しましょう。
頭皮の乾燥による痛み対策
頭皮が乾燥する原因は、頭皮に必要な皮脂が取り除かれて潤いがなくなってしまうからです。頭皮の乾燥が原因の痛みの場合、まずはシャンプーの見直しをするのが一番早い方法です。前述の通り、洗浄力の強いシャンプーは頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。特に乾燥肌の場合には刺激が強すぎるため、頭皮がカラカラの状態になり、突っ張ったりヒリヒリがひどくなってしまいます。
シャンプーは、アミノ酸系や自然由来の頭皮にやさしい成分でつくられているものを選びましょう。シャンプーは1日1回が基本です。汚れや臭いが気になるからと1日に2回も3回も洗髪するのはNGです。頭皮を乾燥から守るためには、頭皮にやさしい成分のシャンプーで1日1回洗髪し、保湿ローションなどと併用することで改善されていきます。また、洗髪後の自然乾燥は頭皮に必要な水分まで蒸発させてしまうので、ドライヤーですぐに乾かしましょう。
頭皮ニキビによる痛み対策
頭皮ニキビができる原因の一つは、皮脂の過剰分泌です。頭皮ニキビが原因で痛みがある場合には、まず生活習慣の見直しをしてみましょう。睡眠不足やストレスなどが原因でホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰に分泌されるよになり、頭皮ニキビができやすくなってしまいます。
また、肉中心の脂っこい食事を好んで摂っている場合も皮脂の過剰分泌の原因になります。栄養バランスの良い食事を心掛け、生活リズムを整えることで頭皮環境が整い、頭皮ニキビはできにくくなります。また、毛穴詰まりも頭皮ニキビができる大きな原因です。シャンプーは指の腹で頭皮をマッサージするように行い、すすぎ残しがないようにシャンプーの倍の時間をかけて洗い流しましょう。頭皮ブラシなどで毛穴のマッサージを行うのも効果的です。
分け目や結ぶ場所による痛み対策
分け目や結ぶ場所がいつも一緒で頭皮の痛みが出る場合の痛み対策は簡単です。分け目や結び目を変えることで解決します。意識して分け目や結び目を変えることで、今まで外部刺激を受けていた分け目や結び目を休ませることができるので、痛みも徐々に治まってくるでしょう。
頭皮のコリによる痛み対策
頭皮のコリは、長時間のパソコン作業やデスクワークなどが原因で、筋肉が硬直状態になることで引き起こります。長時間同じ姿勢でいると血液循環が悪くなり、体の末端にある頭皮への血流も滞るため、頭皮が硬くなったり、張った感じになる人が多く見られます。頭皮のコリは、マッサージが効果的です。力任せで行うのではなく、5本の指で頭皮を包み込むようにして揉みましょう。頭皮に程よい刺激が与えられることで、血流が良くなり、頭皮がポカポカと温かくなるのを実感できますよ。
また、筋肉の緊張をほぐすためにも、ストレスを溜めこまないようにすることも大切です。軽い運動やリフレッシュすることで筋肉の緊張がほぐれていきます。デスクワークやパソコン作業などを行う人は、こまめに肩や首などを動かしたり、1時間毎にストレッチを行うなどして、筋肉が緊張しないように心掛けましょう。
頭部神経痛(後頭部神経痛)による痛み対策
頭部神経痛(後頭部神経痛)は、頭皮や筋肉にある神経が原因で起こる痛みです。その要因は、ストレス・肩こり・首のコリなどが考えられますが、共通していえるのは筋肉が緊張状態にあることです。筋肉が緊張で硬くなってしまうと神経を圧迫してしまうため、ピリピリしたり、ズキっとした痛みを感じるというわけです。頭部神経痛(後頭部神経痛)による痛み対策は、頭皮のコリによる痛み対策に共通しています。それぞれ、原因の共通項が、筋肉が緊張して硬くなっていることなので、筋肉の緊張をほぐしてあげるのが一番です。
ストレス社会に生きる現代人は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込みがちです。ストレスを感じることなく生活をすることはほぼ不可能なので、いかにストレスを発散して溜めこまないかがポイントです。仕事・家庭・人間関係など、ストレスの原因は人それぞれですが、趣味・運動・入浴・お喋りなど、自分に合ったストレス発散方法を一つ持っているだけでも気持ちがリフレッシュできます。
ストレスは日々の積み重ねなので、スイッチのオンオフを上手に切り替えていきましょう。また、長時間のデスクワークやパソコン作業、車の運転などで肩こりや首のコリを感じている人は、定期的に体を動かす習慣をつけるだけでも筋肉の緊張をほぐすことができます。体を伸ばしたり、簡単なストレッチをするだけでも血行が良くなるので意識して行いましょう。