血行促進効果のある成分
抜け毛・薄毛の原因の一つに、血行不良が挙げられます。ストレス・不規則な生活・加齢などさまざまな要因で血行不良が起こると、頭皮や髪の毛に必要な栄養が届きにくくなり、さらに抜け毛・薄毛を悪化させることになってしまいます。栄養を運ぶのは血液なので、血流が滞ると髪の毛には致命的だといえるでしょう。
抜け毛・薄毛対策に育毛剤を検討されている方や、実際に使用されている方は多いと思いますが「血行を促進する成分」が配合されているかを必ずチェックしましょう。頭皮は体の末端にあり、髪の毛は命に関わるものではないため、私たちの体は血行不良が起こると、頭皮や髪の毛への栄養は後回しになってしまうといわれています。健康な髪の毛をつくるためにはもちろん、今ある髪の毛の健康を維持するためにも、血行促進は大きなカギとなります。
育毛剤に配合されている成分で血行促進効果が高いものは、次の通りです。
●センブリエキス
●M-034
●セファランチン
●ピディオキジジル
●ミノキシジル
●塩化カルプロニウム
血行促進効果がある成分が配合されている育毛剤を使用する際には、相乗効果を高めるためにも、指の腹で頭皮をマッサージしながら揉み込んでいきましょう。
5αリダクターゼの働きを阻害する成分
日本人男性に多く見られる薄毛の症状はAGA(男性型脱毛症)といわれています。AGA(男性型脱毛症)は、還元酵素「5aリダクターゼ」が活性化すると男性ホルモン「テストステロン」と結びつき、より強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」が生成されます。DHT(ジヒドロテストステロン)」は脱毛因子とも呼ばれ、正常なヘアサイクルを乱し、抜け毛・薄毛を進行させてしまいます。
つまり、AGA(男性型脱毛症)を改善するためには、5aリダクターゼの働きを阻害すれば良いということです。育毛剤を選ぶ際には、5aリダクターゼの働きを阻害する成分が含まれているものを選びましょう。
5aリダクターゼは、主に皮脂腺に存在している「1型」と、主に毛乳頭内に存在している「2型」の2種類に分けられます。それぞれに働き掛ける成分は次の通りです。5aリダクターゼは、1型・2型の両方の働きを阻害すると効率的だとされています。
1型5aリダクターゼの働きを阻害し、抑制させる成分
●ノコギリヤシ
●亜鉛
●オウゴンエキス
●チョウジエキス
●キャピキシル
2型5aリダクターゼの働きを阻害し、抑制する成分
●フィナステリド
●ノコギリヤシ
●亜鉛
●リモネン
●ヒオウギエキス
●アロエエキス
男性ホルモン拮抗作用のある成分
日本人男性に多く見られるAGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの影響で引き起こります。男性ホルモン「テストステロン」が細胞内の還元酵素「5aリダクターゼ」の働きにより、強力な男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることが根本の原因です。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、脱毛因子と呼ばれるほど抜け毛・薄毛の症状を進行させる厄介な男性ホルモンです。AGA(男性型脱毛症)を改善するためには、5aリダクターゼの働きを阻害してDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することが一番です。また、女性ホルモン類似物質を用いて男性ホルモンの働きを抑制し、女性ホルモンを優位に傾ける方法で育毛ケアも行われています。
これらは「拮抗(きっこう)作用」と呼ばれ、AGA(男性型脱毛症)の治療では「プロペシア(フィナステリド)」が広く知られていますが、効果が高い反面、副作用のリスクもあるため、躊躇される人も少なくありません。育毛剤を選ぶときには、男性ホルモン拮抗作用のある成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
男性ホルモン拮抗・抑制作用を持つ成分は「ホップエキス」「スピロノラクトン」「オウゴンエキス」「チョウジエキス」「ヒオウギエキス」などが挙げられます。
髪の毛に必要な栄養成分
健康な髪の毛をつくり、今ある髪の毛を維持して抜け毛を減らすためには、毛母細胞が必要としている栄養素をバランス良く摂取する必要があります。育毛効果を高めるためには、毛母細胞を活性化させることがポイントです。私たちの体は普段の食事から摂る栄養素でできています。髪の毛も同様なので、栄養不足になると、健康な髪をつくり出すことも維持することもできなくなってきます。
髪の毛は約90%以上がたんぱく質でできています。たんぱく質の分解・再合成には亜鉛が欠かせませんし、新陳代謝や血液循環を高めるサポート役としてビタミンも必要です。これらは、健康な髪の毛をつくるための「3大栄養素」といわれています。
基本は栄養バランスの良い食事ですが、内側からの栄養補給に外側からの栄養補給をプラスすることで相乗効果がが高まります。育毛剤を選ぶときには、毛母細胞に必要なアミノ酸・ビタミンなどの栄養素が配合されているかをチェックしましょう。